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「わかっちゃいるけど、やめられない」? 依存症

21-1-1.JPG何かをやめようやめよう、と思っても我慢できず、気づいたらそれなしでは生きられない状態になっていた。
そんな落とし穴は、案外、身近にあるかもしれません。

監修/妹尾栄一 東京都精神医学総合研究所 嗜癖行動研究ディレクター
    池田和隆 東京都精神医学総合研究所 分子精神医学研究ディレクター


 依存症というと、耳慣れているのはアルコールや薬物、ニコチン(タバコ)あたりでしょうか。とはいえ、「自分は無関係」という感覚が普通かもしれません。
 しかし、依存症は難しいことに、本人が問題を自覚するのはたいてい病気が進行した後です。受診時には合併する精神・身体症状が重くなっていたり、また、好転してもしばらくすると「少しなら大丈夫」とたかをくくり、再び乱用に陥る例がほとんどです。そうしているうちに幻覚や妄想にさいなまれたり、脳の萎縮が起こったりします。
 本人だけでなく周囲の人、特に家庭が巻き込まれてしまうのも、依存症の特徴。他人事と言い切れない事態が知らないところで進んでいる。そんな可能性もありそうです。

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