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あなたの悩みにお答えします⑤

セルフマネジメントのポイント(武田飛呂城)

 薬が余るという悩みは、よく聞きます。つい飲み忘れてしまったり、効果が感じられなくて自己判断で止めてしまったり、理由は様々ですが、必要な薬はきちんと使っていくことが重要です。

 皆さんは、薬の疑問や服薬状況について、医師や薬剤師に相談したことはありますか? 薬を処方通りに使っていないと、後ろめたい気持ちがして正直に言えない人もいるでしょう。しかし、必要な薬を飲まないでいると、体調を崩したり、予防できた合併症を引き起こしたりして、結局は自分が損をすることになります。薬は医師や薬剤師のために飲むのではなく、自分がより良く生きていくために必要なものです。医師や薬剤師をパートナーと考え、どんどん活用していきましょう。そのためにも、かかりつけの病院だけでなく、かかりつけの薬局を持ち、信頼できる関係を築いていけると良いでしょう。

 例えば薬の種類が多くて飲み間違えてしまう場合、そのことを医師や薬剤師に相談すれば、薬を「一包化」といって、一度に飲む複数の薬を一つの袋に入れて処方してもらえることがあります。また、生活のリズムと服薬のリズムが合わない場合は、他の薬でうまく使えるものがないか、検討してくれる場合もあります。

 効果がないように感じている場合は、そのこともぜひ伝えてみてください。治療を継続していくためには、薬の重要性を理解して、自分にとって必要なものだと納得することが大切です。

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