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情報はすべてロハス・メディカル本誌発行時点のものを掲載しております。特に監修者の肩書などは、変わっている可能性があります。

なぜ? どうして? 花粉症の謎。

生活を見つめ直して、上手にコントロール。

 花粉症は、なかなか根治が望めず、上手に症状をコントロールしていくしかありません。症状のある数カ月間の心構えとしては、高血圧や糖尿病のような生活習慣病と同じように捉えた方が良いのかもしれません。
 病気の原因となっている免疫系というのは、実は日々の生活の影響を受けやすいところでもあります。このため、生活によって症状の軽重が変わってくることも珍しくありません。
 症状を重くしないために大切なことは、睡眠を十分にとって疲労をためないこと、イライラしないようにすること、刺激物を控えめにすること、バランスのよい食事を心がけること、などです。
 疲れやイライラが悪いのは、自律神経を高ぶらせ、アレルギー反応を起こしやすい状態にさせるからです。また酒や香辛料などの刺激物はアレルギー反応を高めると同時に毛細血管を広げるので鼻づまりがひどくなります。
 これらの注意事項は、花粉症を発症していない人が今後も発症しないでいたいと思った場合にも有効ですし、それ以外の疾病の予防策としても有効です。
 毎度同じことを書いて恐縮ですが、当たり前のことを淡々と継続するというのが、結局は体を大事にするということでもあるのですね。
 不運にも花粉症を発症してしまった方は、命に関わらないことで生活を見つめ直すことができて得をしたと考えることだってできるはず。
 そう考えられるように、今年は今からきちんと手を打っておきませんか?

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