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大人も気になるアトピー性皮膚炎。

18-1-1.JPG子どもの病気と考えらえていたアトピー性皮膚炎ですが、近年では、成人型の症状に悩まされる人も少なくないとか。でも、必要以上に恐れることはありません。
正しい知識を得て、悩んでいる人もそうでない人も、あらためて「アトピー」と向き合ってみましょう。

監修/古江増隆 九州大学教授
    佐伯秀久 東京大学講師
    門野岳史 東京大学講師
    常深祐一郎 東京大学助手


 耐えがたいかゆみ、アレルギー、遺伝、治らない、近年増えている......。アトピー性皮膚炎と聞いて、皆さんがイメージするのはどんなことでしょう。食べたいものが食べられない、薬は副作用が怖いから使わないほうがよい、とにかく我慢するしかない。本当でしょうか?
 「アトピー性皮膚炎」と正式に病名がついたのは1933年のこと。アメリカの皮膚科医が、「奇妙な」「原因不明の」という意味のギリシャ語からとったものだそうです。
 その名のとおり、アトピー性皮膚炎にはまだまだわからないことがたくさんあります。そのために 原因や治療法についても、誤った解釈や不適切なものが広まりがち。
 とにかくまずは基本。きちんと理解することから始めましょう。

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