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風邪とインフルエンザを追い払う10のヒント

ワクチンとの正しい付き合い方。

 一度感染したウイルスは免疫が覚えていて、二度目以降はあっという間に撃退してくれるというのは既に説明しました。
 この仕組みを利用して、病原性をなくしたウイルスを体内に入れ、免疫に敵を覚えこませるのがワクチンです。免疫が覚えていれば、感染することはありません。
 インフルエンザにワクチン接種があるというのは聞いたことがあると思います。接種すれば絶対インフルエンザにかからないというのであれば、皆こぞって接種すると思いますが、以下のような理由からアタリハズレがあります。
 まず、ワクチンは鶏卵にウイルスを感染させて作るので、何百万人分という量を作るのに数カ月かかります。実際に流行が始まってから作ったのでは間に合わないため、WHO(世界保健機構)が前もって予測したものを各国で製造します。WHOの予測が外れることだってありますし、相手が生き物で予測と100%同じワクチンを作れないこともあるため、予測は当ったけれどワクチンは外れたという現象が起きます。
 またワクチン接種された型は、人から人への感染が少なくなるため、そもそも大流行しづらいことになります。
 それでも、ワクチンが無料で副作用がないのなら、国民全員が接種して構わないのでしょうが、コストも副作用もあります。
 よって、ウイルスとの接触が圧倒的に多く本人が感染すると担当患者さんが迷惑をする医療従事者や、高齢者、基礎疾患を持っている人、家族に幼児がいる人などが選択的に接種するのが現実的と考えられています。

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