喫煙 口も傷める ~年間シリーズ 口から人生を豊かに④
自覚できる悪影響 ヤニが歯垢招く
喫煙が、歯や口に悪影響を与えるのには、大きく分けて2つの経路があります。第1の経路は、タバコの煙に含まれるタール(ヤニ)によるものです。
この黒くてベタベタした脂が、歯の表面に付着します。歯を磨いても、なかなか落ちないことは、喫煙経験者ならよくお分かりと思います。
このベタベタが、歯の表面に食べカスをくっ付けくし、その食べカスが粘着力の強いプラーク(歯垢)になって、ますますヤニや食べカスをくっ付けるという悪循環です。
プラークが、むし歯や歯周病の原因になることは、既に何度も説明しましたね。落とさずにおいたら歯石になって、どんどんプラークがたまりやすくなっていきます。