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情報はすべてロハス・メディカル本誌発行時点のものを掲載しております。特に監修者の肩書などは、変わっている可能性があります。

過去の病ではない! HIV/AIDS

まず実態を知ること。家族・友人にもお知らせを。

 ここまで読んできて、どのような感想を持ったでしょうか。この問題は、決して他人事ではないのです。
 繰り返しますが、感染に気づかず生活している感染者が、国内に万単位で存在すると考えられています。その人たちと性的接触を持ったなら、自分だって感染する可能性があるのです。
 HIVの検査をして陰性と出たとしても、それは少なくとも3カ月前までは感染していなかったことを示すに過ぎませんし、もちろん一生感染しないことを保証するものでもありません。リスクの高い行為は避けた方が無難ですし、そういった行為に思い当たるならなるべく早く検査を受けるべきです。
 リスクの高い行為とは、無防備な性行為。つまり、不特定多数とのセックス、コンドームなしのセックスです。決まった特定の相手とのセックスであっても、その人の過去の相手がリスクの高い行為をしていないとは限りません。相手にとって、あなたも同様です。
 逆に、性行為の最初から最後までコンドームを使用したならば、たとえ相手が感染者であっても、予防は可能です。この他、髭剃りや歯ブラシの共有も避けましょう。
 家族や友人などに、リスクのある行為を続けている人はいませんか? 後悔先に立たず、です。大切な人が危険な行為をしていることに気づいたら止めてあげましょう。自分ではよく説明できないなと思ったら、この冊子を渡してあげてください。

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