誌面アーカイブ

情報はすべてロハス・メディカル本誌発行時点のものを掲載しております。特に監修者の肩書などは、変わっている可能性があります。

食べるべきか食べないべきか、それが問題。食物アレルギー

知識と理解を共有してください。

 ひと昔前までは、学校で給食を残すと叱られたり、全部食べきるまで許されないケースがごく普通でした。しかし、最近はそのように強く指導することはないと聞きます。理由の一つは、食物アレルギーへの理解が進んだこと。でもそれは同時に、患者、そして事故が増えたことも意味しています。
 一方、家庭では、アレルギー対応食品を活用して、栄養面を気にかけながら、できるだけ家族が同じメニューを食べられるよう工夫して頑張っているお母さんたちがたくさんいます。毎朝、給食のかわりに子どものお弁当を作り続けています。コストが割高であるばかりでなく、労力もかなりのもの。まだ社会的サポートは追いついていません。
 心理的な負担も絶えません。体調や事故への心配もありますが、さらに悲しいのは、周囲の理解が得られないことだと言います。食物アレルギーをもつ子どもとその親、そしておとなでも、必ず遭遇するのが、外で皆と同じように飲食できない場面。なかなか理解されなかったり、気を遣ったり遣われたり、心理的に大きなストレスを感じる人は少なくないそうです。
 理解を深めることは、食物アレルギーが増え続ける今日のマナーといってよいかもしれません。左の10カ条はすべて、食物アレルギーを持つ人が心に留めておくべき重要事項。けれども食物アレルギーを持つ人だけでなく多くの人々の共通認識となれば、本人と周囲の人、双方のQOLの維持・向上にもつながることでしょう。

26-1.4.JPG


 1  |  2  |  3  |  4  |  5  | 6
  • 協和発酵キリン
  • 有機野菜の宅配ならナチュラルファーム
  • ヒメナオンラインショッピング「アルコール感受性遺伝子検査キット」
  • 国内航空券JDA
  • これまでの「ロハス・メディカル」の特集すべて読めます! 誌面アーカイブ
  • 「行列のできる審議会」10月20日発売 関連書籍のご案内
  • ロハス・メディカルはこちらでお手に取れます 配置病院のご案内
サイト内検索
掲載号別アーカイブ