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がん③ 緩和ケア特集の補足


P5本文2カ所の補足

 基礎研究では、ヒトがん細胞株を使った実験で、モルヒネが、ヒトがん細胞にアポトーシスを誘導してがん細胞を死滅させる、また、「がん悪液質」を起こす原因物質の産生を抑えるなどの結果も報告されています。
 ビスフォスフォネート製剤も同様に、ヒトがん細胞にアポトーシスを誘導したり、がん細胞の転移を抑制することが報告されています。
 また放射線治療に関しても、最近、1回だけ8Gyを照射すると、以前行われていた複数回の照射と同等の効果が得られ、副作用も少ないことが検証されています。ただし、転移の部位や大きさなどによっては複数回に分けた方が良いこともあるので、放射線治療専門医の判断に任せることが大切です。

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