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ニュース〜医療の今がわかる:2009年9月25日の記事一覧

DPCヒアリング0925.jpg 厚生労働省の役人にぶら下がる医療者が臨床現場の医師らを叩く「DPCヒアリング」の2日目が行われた。「大変ご迷惑をお掛けした」「私の管理不行き届きで、深くお詫びを申し上げたい」─。ヒアリングに呼ばれた院長らが低姿勢で謝罪したが、「きちんと守られないようであれば、DPCを返上していただかざるを得ない」と、委員が語気を強めた。(新井裕充)

 自民党の世耕弘成参院議員(参院議院運営委員会筆頭理事)は25日、今後の自民党の医療政策について、「経済成長と社会保障、医療の充実をどうリンクさせていくか。経済が豊かになれば医療もよくなっていくというところを国民にどうイメージしてもらうかというところがポイントかと思っている」と話した。(熊田梨恵)

 自民党の世耕弘成参院議員(参院議院運営委員会筆頭理事)は25日、今回の衆院選の結果について、「国民は今回『大きい政府』を選択した」との見方を示した。自民党の考え方を「立ち位置が今回の総裁選でも揉めているが、なるべく少ない税金でスリムな政府」と位置付けた上で、民主党の政策で日本経済が立ちいかなくなった場合に「国民はまた必ずこっちに戻ってくると思う。そういう時の受け皿として我々は備えておくべきだと思っている」と述べ、今後自民党と民主党の考え方が明確に分かれるとの見解を示した。(熊田梨恵)

 自民党の世耕弘成参院議員(参院議院運営委員会筆頭理事)は25日、長妻昭厚生労働相が後期高齢者医療制度を廃止すると明言していることについて、「現場が大変混乱する。特に収入の低い人への負担が増える」とコメントし、国民の声を聞いた上で国会で追及していくとした。(熊田梨恵)

DPCヒアリング0924.jpg 「先生、それは病院として恥ずかしい発言ですから、やめてください」「国策に反している国立大学ということになります」─。厚生労働省の陰湿な反撃が始まったというべきか。厚労省の医療事故調査委員会や臨床研修制度などに対し、歯に衣着せぬ積極的な発言をしている嘉山孝正氏が医学部長を務める山形大学医学部附属病院が、DPCのヒアリングで集中砲火を浴びた。(新井裕充)

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