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情報はすべてロハス・メディカル本誌発行時点のものを掲載しております。特に監修者の肩書などは、変わっている可能性があります。

救急医療の現在

1-2-1.JPG突然の急病や、事故によるけが。
いざ緊急事態に直面したら、誰しも目の前の状況に対応するのが精いっぱいでしょう。
でも、事前に救急医療の仕組みを知っておけば、より賢い対応ができるかもしれません。

監修/前川和彦 関東中央病院院長

1-2.1.JPG いざという時に生死を分けるかもしれない「救急医療」。普段あまり意識したことはないと思いますが、普通の医療と大きく異なる面があります。
 何が違うのか。端的に表現すると、"とにかく余裕がない"という一言に尽きます。
 危篤患者の場合、1分1秒の対処の遅れが命取りになりかねません。そばにいる人が対処できれば最も早く済みます。現場へ医師や救急救命士が来てくれるなら、時間は片道分。救急車などで医療機関へ搬送すると"往復分"の時間がかかります。
 ですが、全てのカギとなる救急車・救命隊が出動件数の急増でパンク寸前なのです。「その時」になって困らないように、今のうちにちょっと考えてみませんか?

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