こうなったら、すぐに病院へ！

　風邪かなと思うような症状でも全く別の重篤な疾患が隠れていたり、また風邪だったとしても相手のタチが悪いか、自分の免疫が弱っているかして戦いが長引き劣勢になる場合があります。また、別の外敵による二次感染が起きることもあります。こうなると一大事です。
　といっても、自分の体が一大事になりそうなのか、普通の人には判断がつかないと思います。自覚症状や状況から要注意と判断できる項目を上に挙げてみました。
　免疫は長い年月かけて作られた精密で強力なシステムで、わずか数千年の人間の知恵など及びもつきません。下手に外から手を出さない方が賢いのですが、上のような状況だと免疫が負ける危険があります。完全に負けてしまうと命にかかわるので、その前に医療機関へ行きましょう。特に水分が取れなくなった場合は、加速度的に状態が悪くなりますので一刻を争います。
　とはいえ前に述べたように、敵が一般のウイルスの場合、医療機関にできることは限られています。あなたの体力を回復させてウイルスとの戦いに復帰させることでしかありません。
　医療機関へ行ったその日に治る、なんてことは期待しないでください。あくまでも養生が一番です。