ドキッ! もしかして不整脈?
心臓はこんな臓器です。
まずは不整脈の原因となる臓器、心臓の仕組みを見てみましょう。
細胞が活動するのに必要な酸素や栄養素は、体内を循環する血液に乗って全身に運ばれます。その血液を全身へと送り出すポンプが心臓であるというところまでは、皆さんもご存じと思います。
図をご覧ください。心臓は握りこぶし大の筋肉の袋で、右左上下の4つの部屋に分かれています。右左というのは本人から見た位置関係です。上の部屋を「房」、下の部屋を「室」と言います。
体を巡って大静脈から戻ってきた血液は、まず右心房へ入った後で右心室へ移り、そこから肺動脈で肺へと運ばれます。肺で二酸化炭素と酸素の交換をして肺静脈から左心房へと戻ります。最後に左心室から大動脈を通じて再び全身へと送りこまれます。
心臓の筋肉が規則正しく順々に縮んだり脱力したりすることで、それぞれの部屋が広がった時に血液が入り込み、縮んだ時に血液を次へ送り出すようになっています。部屋と部屋の間、部屋と動脈の間には血が逆流しないように弁が付いています。
心臓の筋肉自身が休みなく動いていますので、当然、酸素や栄養の供給を受ける必要があります。そのための血液は大動脈から分岐した冠動脈が心臓表面を覆い供給しています。
心臓の筋肉が順々に縮んでゆくのは、「縮め」という命令となる電気刺激が順々に伝わっていくからです。その電気刺激は、上大静脈が右心房へと入り込むあたりの「洞結節」で発生し、右と左の心房周囲にある筋肉を順々に伝わり、いったん心房心室の中心部にあたる「房室結節」で合流した後、また右と左の心室周囲の筋肉を順々に伝わります。
不整脈とは、この電気刺激の伝わり方が正常と異なり、結果として脈が正常な状態と違っているもののことです。
ちなみに、電気刺激がどのように発生するかは、神経刺激やアドレナリン、ノルアドレナリン、甲状腺ホルモンといった特定ホルモンの血中濃度に依存し、自律神経によって無意識に調節されます。交感神経は拍動を早め、副交感神経は緩くします。
まずは不整脈の原因となる臓器、心臓の仕組みを見てみましょう。
細胞が活動するのに必要な酸素や栄養素は、体内を循環する血液に乗って全身に運ばれます。その血液を全身へと送り出すポンプが心臓であるというところまでは、皆さんもご存じと思います。
図をご覧ください。心臓は握りこぶし大の筋肉の袋で、右左上下の4つの部屋に分かれています。右左というのは本人から見た位置関係です。上の部屋を「房」、下の部屋を「室」と言います。
体を巡って大静脈から戻ってきた血液は、まず右心房へ入った後で右心室へ移り、そこから肺動脈で肺へと運ばれます。肺で二酸化炭素と酸素の交換をして肺静脈から左心房へと戻ります。最後に左心室から大動脈を通じて再び全身へと送りこまれます。
心臓の筋肉が規則正しく順々に縮んだり脱力したりすることで、それぞれの部屋が広がった時に血液が入り込み、縮んだ時に血液を次へ送り出すようになっています。部屋と部屋の間、部屋と動脈の間には血が逆流しないように弁が付いています。
心臓の筋肉自身が休みなく動いていますので、当然、酸素や栄養の供給を受ける必要があります。そのための血液は大動脈から分岐した冠動脈が心臓表面を覆い供給しています。
心臓の筋肉が順々に縮んでゆくのは、「縮め」という命令となる電気刺激が順々に伝わっていくからです。その電気刺激は、上大静脈が右心房へと入り込むあたりの「洞結節」で発生し、右と左の心房周囲にある筋肉を順々に伝わり、いったん心房心室の中心部にあたる「房室結節」で合流した後、また右と左の心室周囲の筋肉を順々に伝わります。
不整脈とは、この電気刺激の伝わり方が正常と異なり、結果として脈が正常な状態と違っているもののことです。
ちなみに、電気刺激がどのように発生するかは、神経刺激やアドレナリン、ノルアドレナリン、甲状腺ホルモンといった特定ホルモンの血中濃度に依存し、自律神経によって無意識に調節されます。交感神経は拍動を早め、副交感神経は緩くします。