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平成29年度「いのちの授業~がんを通して」実施校と新講師について

前回、来年度の「いのちの授業~がんを通して」実施校残り1枠の募集案内記事を書かせていただきましたところ、早速応募があり、先方のご都合で学校訪問は3月28日(火)になりますが、5校すべてが決定いたしましたことをご報告申し上げます。

この場をお借りいたしまして、お力添えを賜りました方々に改めて御礼申し上げます。

ということで、平成29年度「いのちの授業~がんを通して」実施校と実施日をご紹介させていただきます。

1 小金井市立緑中学校、5月13日(土)3~4校時
  同校では2回目の実施となります。校長先生ご自身としては、前勤務校を含めて3回目の実施希望をお出しいただいたことになります。全校生徒600名強の大規模校です。

2 新島村立新島中学校、6月10日(土)2~3校時
  もちろん、島しょ部では初めての実施になります。全校生徒70名程度のとても小さな学校ですが、膝を寄せ合うアットホーム感あふれる時間を持てるのではと期待しています。校長先生は、今年度実施した学校に平成27年度まで副校長として勤務されていた方です。

3 目黒区立第九中学校、9月30日(土)5~6校時
  同区での最初の実施校になります。各学年2クラスずつで生徒数は200名程度の小規模校です。副校長先生が、最初のパイロット版実施時に小金井市立東中学校に勤務されており、ぜひお願いしたいとのご希望をいただきました。

4 武蔵村山市立小中一貫校大南学園第四中学校、10月14日(土)2~3校時
  こちらも初実施の市となります。隣接する小学校との小中一貫校として平成28年度4月にスタートを切りました。元々は東村山市立第四中学校という名称でした。生徒数400名程度の中規模校です。校長先生は、平成27年度まで新島村立新島中学校の校長をお務めでした。これも何かのご縁でしょうか。

5 調布市立調布中学校、12月2日(土)2~3校時
  調布市でも初実施となります。小金井市立緑中学校と同様に生徒数600名程度の大規模校になります。前勤務校において一度「いのちの授業」を実施していただいた校長先生から、現在の勤務校でもぜひお願いしたいとのご希望をいただきました。

ご覧いただいてお分かりの通り、実施5校中4校が初実施の市区町村所在校となっており、我々実施側としましても少しずつ「いのちの授業」の輪が拡がっていくことを嬉しく思っております。また、一度実施させていただいた学校の先生方からの再リクエストが多いのも特徴的なことで、それだけご評価をいただいてきていることの証と、この事業の存在意義を再確認させていただいたところです。

さて、既に皆様ご存じの通り、実施初年度から5年半にわたり患者側講師をお務めいただいた吉野ゆりえさんが昨年7月にお亡くなりになり、今年度2学期実施3校では患者側講師不在の中で、吉野さんの映像を用いた授業をしてきました。

新たな患者側講師を選考していくという方針については1月5日の記事でご紹介し、2月20日の記事では久住医師のお知り合いの方と近々お会いする旨をお伝えしました。その結果、平成29年度の患者側講師決定に至りましたので、併せてこの場でご紹介させていただきます。

自己紹介等の詳細はご本人にお願いすることとしますが、お名前とどのような方かのみご紹介いたします。

阿南里恵(あなみ りえ)さんとおっしゃる女性で、子宮頸がんのサバイバーです。当初将来に希望を見い出せずに悩みの日々を送られていたようですが、現在では各地での講演活動等に積極的に取り組んでいらっしゃいます。普段は会社員として勤務されながら土日を利用して様々な活動をされているとのこと。これから私たちの授業を見学していただくなどしながら、お話の内容やスライドのご準備をしていただき、阿南さんの生き方を生徒さんたちに伝えていただけるよう期待しているところです。

平成29年度は、1学期実施2校では吉野さんの映像を用いた授業を実施し、2学期からは阿南さんに講師としてお話をしていただく予定でおります。

どうぞ平成29年度もご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

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