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中野区立中野中学校生徒自由記述欄から

皆様、こんにちは。

うだるような暑さが続く毎日、いかがお過ごしでしょうか?

学校では夏休みが半分近く過ぎたことになりますが、部活動等で登校している生徒さんや先生方も多いことと思います。熱中症にはくれぐれもご注意ください。

さて、今回は、6月8日(土)に「いのちの授業~がんを通して」を実施した中野区立中野中学校の生徒事後アンケートから、自由記述欄の内容をご紹介いたします。

生徒総数約400名でしたので、前回ご紹介した杉並区立富士見丘中学校の2倍規模の学校となることから、ご紹介する生徒の感想や意見等も約2倍の量があります。少し長くなりますが、以下に記載させていただきます。

中野区立中野中学校(自由記述欄)
※基本的には生徒が記述した通りに記載していますが、「かなと漢字」「誤字・脱字」「句読点」等については、当方で一部修正を加えてあります。

8 「いのちの授業~がんを通して」を受けてどのように考えましたか?

・かなり重いのですが、土曜日の次の日に、姉の友人のお葬式がありました。その友人は、生まれつき心臓が悪くて、本人も長生きできないということは分かっていたのです。友人は、1月と4月に旅行に行ったそうです。そして、4月頃に急に体調が悪くなり、救急車で運ばれました。友人は、救急車で運ばれている途中で、自分の父に、「パパ長生きしてね。僕は、長生きできないから」と言ったそうです。友人は、退院したら、マックのえびフィレオバーガーが食べたかったそうで、棺桶の中にマックのえびフィレオバーガーを入れてあげたそうです。この話を母と聞き、僕はじーんときました。(1年男)
・僕は、大きな病気やいのちのことについて深く考えていなかったけれど、この授業を通して、いのちについて少し考えるようになった。(1年男)
・自分は毎日、今日、明日、自分は死んでしまうのではないかと、いつも思っていましたが、この授業を受けて、もっと前向きに考えようと思いました。(1年男)
・いのちの授業を通して、生きる大切さ、いのちの大切さを学び、苦労があっても支えてくれる人がいるということを知り、自分が相手に対して何ができるのか、それから自分はどう生きていくか知れたので、良かったです。(1年男)
・今、みんなが生きていることは、すごいということが分かりました。また、今生きているということを大切にして、自分にできることを探してみようと思いました。(1年女)
・がんを通して命について考えることができました。もし、身近な人が大きな病気になった時に、相手とどう接したら良いか考えようと思います。(1年女)
・今、命があって生きていることはいいこと、とてもいいこと。早くに命をなくした人もいる。不自由に生きている人もいる。だから、どんなに傷ついても、どんなに苦しくても、私は命があるだけで幸せな人に属するのだ。(1年女)
・今まで、自分にしかできないことを探したことがなかったけれど、これからは自分にしかできないことを考えてみようと思います。(1年女)
・あきらめないことは大切だと思いました。学んだことをこれからの生活にいかしていきたいです。(1年女)
・人生は自分で変えられることが改めて分かりました。(1年女)
・実際にがんになった人が体験を話すというのは、とても素晴らしいことだと思いました。(1年女)
・「幸せかどうかは自分で決める」。その言葉を大切に、これから生きていこうかなと思いました。今は夢中になれるものはないけど、これから色々なことに挑戦して、夢をみつけていきたいです。(1年女)
・授業を受ける前は、生と死についてや、生命の尊さなど考えたことがなかたが、授業を受けて考えることができた。(1年女)
・がんにかかった人の話の中で、「ないものを考えるのではなく、あるものを考える」というところから、短所だけを考えるのではなく、長所を探し、自分にしかできないことを探したいと思った。(1年男)
・僕は、何のために生きているのか考えたこともなかったので、それを考えさせてくれた授業だと思いました。これからは、できないことじゃなくて、自分にしかできないことを探したいと思います。(1年男)
・病気を持っていても、あきらめず、悩みながらも生きる理由を考えることは大切だと思った。(1年男)
・「生きる」ことの意味とはなんだろうか。(1年男)
・周りの人のお蔭で今日の今の自分が成り立っている。その人たちのためにも、命は大切にしなければと心から思った。(1年男)
・いのちの大切さ、友達や家族、励ましてくれる人の大切さを、また改めて考えることができました。(1年女)
・阿南さんの話の中に、がんを経験したことによって、悪いこともあれば良いこともあるというような話をしていたので、ポジティブにとらえることもできるのだなと思いました。(1年女)
・改めて、ただ生きているというだけでも感謝、幸せに思いました。(1年女)
・がんはつらいですが、がんになってから気づくことができるものもあるんだなと思いました。そして、病気になった人が人生がつらいなんてことはないんだと知ることができ、とても良い授業でした。(1年女)
・命というのを考えたことはあったが、浅く考え過ぎていて、授業で命について学ぶと、浅い考えがとても深くなり、ためになりました。また、こういう授業を受けたいです。(1年男)
・生きるために後遺症をもち、不安になったりしているところで、つらさはその人にしかない。だからこそ、相手の気持ちに寄り添って言葉をかけ、助けようと、できることは尽くしてあげようと思います。こうして、他の病気でもこういう気遣いが大切なんだと思い、この気持ちを大切にしていきたいと思った。(1年男)
・この授業を通して、いのちの大切さや、がんのことがよく分かりました。自分のいのちは、お母さんが産んでくれたからある。そういうこと忘れないようにしたいです。(1年男)
・僕は今まで、ガンになったら死んじゃうんだと思ってたけど、話を聴いて、ガンになってもあきらめないようにしようと思った。(1年男)
・最初は、がん=死、そんな考えを持っていたが、講習会を受け、あきらめずに生きようとする姿を見て、とても感激しました。(1年男)
・生きていることを当たり前とは考えたことがありません。早くに他界してる人もいれば、生まれてこなかった子もいる。私は、そういう人のためにもたくさん生きたいと考えています。家族にも生きてもらい、たくさん学んで進んでいきたいです。(1年女)
・「命はあって当然」とは、絶対に思ってはいけない。生きているだけで素晴らしいことはたくさんある。今自分でできることをやって、他の人の役に立とうと思った。(1年女)
・死んでしまうことや病気(がん)になることは怖いが、それを乗り越えれば、その先の未来が待っていて、より前向きになれると思った。また、生きる希望を捨てないことも大切だと思った。(1年女)
・悩んでいる人に対しての接し方をどうすればよいのかを考えることができた。また、今自分が当たり前にできていることを幸せに思わなきゃと思った。(1年女)
・この世界には、生きたくても生きられない人がいて、自分の周りにそのような人がいないから気づかなかったけど、授業を通して、命の尊さに気づけた。今自分が生きてることは、とてもありがたいこと。(1年女)
・生きている中、いつ何が起こるか分からない。明日生きているかも分からない。そんな中、私は今生きている。この世には自殺してしまう人もいる。病死してしまう人もいる。だけど、この世界で生きていたってことは変わらない。(1年女)
・命の尊さについて考えることができ、かんというのはどのようなものなのかが分かった。(2年男)
・世の中には苦しんでいる人がいて、今、生きている、幸せでいるということは奇跡とも言えて、苦しんでいる人のために何かしたい。(2年男)
・この授業を通して、生命の尊さについて考え、今の普通がとても幸せなことなのだなと思った。また、自分の家族を大切にしていきたいと思った。生きているから色々なつらいこともあり、それを乗り越えていくための努力などが大切だなと思った。(2年女)
・人を励まそうと思っても、それが逆にその人にとって励ましにならないことがあると知り、相手のことを考えながら行動したいと思った。また、自分にしかできないことなどを見つけて、それに向けて頑張ってみたい。(2年女)
・一日一日を大切にして生きていくことを考えさせられた。いつ死ぬか分からないのだから、毎日家族と話すことや学校の時間を精一杯楽しもうと思いました。(2年女)
・がんは身近であることを初めて知った。人はいつか死んでしまうけれど、それまでに自分がやりたいことをやることが大切だと分かった。自分も夢に向かって頑張りたいと思った。
(2年女)
・自分がもし、大きな病気になった時、失ったものがあるかもしれないけど、今、自分にできることは何かを考え、自分にできることを、一生懸命やることが大切だということが分かりました。(2年女)
・いのちがあることは、当たり前ではないということ。だから、そのことに感謝しながら生きていきたいと思った。ありがとうございました。(2年女)
・今、悩みはたくさんあるけれど、話を聴いて、すごく小さなことだなと思いました。そして、つらいことがあっても、「つらい経験をした人は、将来人の役に立てる」と思って頑張れると思います。また、人はいつ死ぬか分からないので、1日1日を大切に、日々悔いのないように、また、感謝を忘れずに過ごしていきたいと思いました。(2年女)
・祖母もがんの経験があり、少しずつ身近になりつつある病気だと感じていた。希望を見出して切り換えないと、とても生きていけないのだな、と思った。(2年男)
・僕は、今までで肺炎に3回なっているが、すべて治って今生きていることが当然ではないと感じた。(2年男)
・苦しいのはがんを抱えている時だけでなく、治療後にも続くというところが、とても厄介でつらいことだと思った。しかし、あきらめてはいけないということが、とても大切だということが分かった。(2年男)
・今まで生きている理由を探したことはなかったが、これからは探してみようと思う。(2年男)
・今生きていることが当たり前でなく、もしかしたら明日死ぬかもしれないので、生命の尊さについて改めて考えさせられた授業でした。(2年男)
・私は、「いのちの授業~がんを通して」を受けて、今生きていることが当然ではないと知り、今自分にできることや自分にしかできないことをしようと考えました。(2年男)
・がんは誰にでも起こり得るが、がんと闘うにはいろんな人の支えが大切だということ。(2年男)
・もし自分が重い病気になったとしても、自分が今できることや、先を見て生きたいと思った。先の見えない生活だったとしても、一日一日を大切にし、「自分は自分」と思いたいと思う。(2年女)
・家族などが、がんになったことがあって、亡くなってしまったのですが、やっぱり一緒にいてあげたりと、支えてあげたかったなと思いました。(2年女)
・自分の限られた人生を夢を持ちながら生きたいと思った。(2年女)
・ガンが日本で多い病気ということを知れて良かった。塩分や味の濃いものが体に悪いことについて分かったので、食事に気をつけようと思った。他の人にも伝えようと思った。(2年男)
・受ける前までは、今生きていることが当然だと思っていたけど、阿南さんの話を聴いて、今生きているということ、生命があることが、どれだけありがたいか分かりました。(2年男)
・いのちは、いつも当たり前にあるものじゃないと思う。今の時を生きているのは、奇跡なんだと思う。だから、今を精一杯生きて、充実した人生にしたい。そして、がんについてもっと知って、少しでも、がんで苦しんでいる人を助けられたらいいと思う。(2年男)
・今回の講習を通して、今まで考えたこともなかったことを考えることができたし、理解することができたので良かったです。講習で言っていた、自分の夢についての話が一番心に残りました。これから生活していくうえで、今回習ったことを活用することができるようにしたいです。(2年男)
・何のために生きているのか、改めて考えさせられました。(2年男)
・この授業を受けて、生きていることは、とてもすごいことということを学びました。病気でいくら体が不自由になっても、生きているということは少しでも何かができるということで、自分にしかできないということを学びました。学んだことを活かして、大切に生きていきたいと思います。(2年男)
・いのちというものは、とても大切なかけがえのないものということを学んだ。特に、一つのいのちに対して、がんなどを経験した人と、そうではない人の価値観が違うことを学んだ。(2年男)
・正直、未だに、いくら身近で治るといっても、一生忘れることのできない病気であり、怖い病気です。僕の母も、実はがんでした。もう治りましたが、元々昔色々あり、体の弱い母は、今でも頭が痛くなったり、貧血になったりしています。これから、もっと技術が進み、がんが、今で言う風邪ぐらいになってくれることを願っています。そして、その現実を言われても、「はい」ぐらいになることを願っています。(2年男)
・今、自分が生きていることの大事さが分かった。病気ということで、生活に不自由が出る人もいるなか、闘って今を生きている阿南さんに感動し、自分も今を精一杯生きたい!! と思った。(2年男)
・命があって毎日生活できていることがすごいことだと改めて感じました。また、がんになる人は2人に1人と知って、すごく身近なことということが分かり、少し怖くなりました。今回の授業を通して、生きているということのすごさ、大切さ、そして生きているからには、たくさんのことを経験することが大事ということが分かりました。(2年女)
・がんっていうのは、子供から大人まで誰でもかかり得る身近なもので、それなのに私はまだ大丈夫と思っていました。でも、命っていうのは1人1つで、誰でもすぐになくなってしまうもので、その期間の間にどれだけ良い人生を送れるのかが大事だと思いました。今を精一杯生きたいと思いました。(2年女)
・私は、今回「いのちの授業~がんを通して」を受けて、自分にはないものばかりを探すのではなく、自分にもできることを探してみる、ということが大切なのだと思いました。もし、私ががんになったら、前向きな気持ちでいようと思いました。そして、がんの人がいたら、明るくなれるように頑張りたいです。(2年女)
・自分はいつ死んでもおかしくないし、誰かが今事故で死んでいるかもしれない、という現実を知りました。阿南さんの話を聴いて、どんなことでもチャレンジして、夢を持って生きたいなと思いました。(2年女)
・使ってはいけない「死ね」などの言葉も、生命のことをよく考えていくうちに、使いたくなくなっていきました。がんは、2人に1人なる確率なので、よく予防しながら生きていきたいです。よりこの授業を受けて、命の大切さを知りました。(2年女)
・阿南さんの「ないものを確認するのではなくあるものを探す」という言葉が、とても心に残っています。人間は、ないものに目が行ってしまい、人と比べてしまいがちですが、そんなことをしても何も生まれないと思います。だから、私もあるものに気づいていけるような生活をしていきたいです。(2年女)
・3年前、友達のお母さんががんで亡くなってから、「がん=死」というイメージが強かったのですが、治ることもあると聞いて少しそのイメージが和らぎました。阿南さんの話を聴いて、健康であることのありがたさを学び、自分の個性や自分にしかできないことを見つけたいと思いました。(2年女)
・今、生きていることを当然だと思わず、一日一日を大切にしていきたいと思いました。苦しい思いをしている人を助けられるような仕事に就きたいです。(2年女)
・今、私は健康に生きているから、「生きている」ことは当然だと思っていましたが、当然ではないことを知りました。これから、「生きている」ことについて考えてみたいです。(2年女)
・死ぬ時が来たらたくさんの人に迷惑をかける気がするので、静かにいようと思った。忘れられた方が僕はいい。(3年男)
・阿南さんの体験談を聴いて、たとえがんになったとしても、最後まであきらめない姿勢を持つことで、克服できるということを知った。(3年男)
・確かにがんや病気、事故など急な出来事で死んでしまいます。でも、日頃の行いが良ければ、そういったことは起こらないと思います。生か死かは、自分の努力次第だと思いました。(3年男)
・悔いが残るような死に方はしたくないと思った。イタリアから中継で話をしてくださったが、もしかしたら、ガンが再発するかもしれないという恐怖に侵されるかもしれない。その前に、自分の好きなことをできるようにし、悔いが残らぬようにしたと思った。(3年男)
・人は良いことより悪いことを考えがちですが、今回のいのちの授業で、小さくても良いことをたくさんしていて、それに気づいていないだけなんだということが分かり、身の周りの良い所を見つけていけたらよいと考えました。(3年男)
・今自分が生きているのは、当たり前のことではないと分かりました。世の中には、若くしてがんになり苦しんでいる人たちがいるので、今できることを全力で取り組もうと思いました。(3年男)
・今生きていることは、当たり前ではなく、人間いつ死んでもおかしくないということ。また、新しい未来をつくっていくことが、大切だと分かった。(3年男)
・まだ、アウトプットできるほど、心の中で内容の整理や考えることをできていないのですが、お話を聴いている間は、重みのある言葉に殴られるような衝撃を受け続けました。病気で、若くして、したいことをし終えぬままに亡くなる人も多いなか、中学生の死因で大きなウェイトを占めるのは「自殺」なのだそうです。自殺は、殺人と同じく裁かれて良いと思っています。自殺を減らすため、どんな発信ができるか考えてみたいと思いました。(3年女)
・家族の大切さを感じた。命があることは、当たり前ではないのだと思った。(3年女)
・今生活をしていることは、当たり前ではない。突然地獄に落とされることもある。私たちが健康でいられることは奇跡だから、わがままを言わずに生きていきたい。病気になると心配されて、寄り添ってくれる人がいる。どんな人でも、人は一人ではないのだと思った。(3年女)
・私は、小学生の時に友達が肺炎で亡くなってしまったことがあるので、死については、他の人より考えたことがあるような気がしていたけど、今日の講習によってもっと考えることができました。生きていることは当たり前ではないことを、改めて思い知らされました。(3年女)
・私の祖母も子宮頸がんで亡くなりました。同じガンになった方の話を聞けて、祖母の体験と重ねて聴くこともできました。もし自分がガンになって死ぬかもしれない時、何を思うか、そういうことも深く考えられるようになりました。(3年女)
・今生きていることの素晴らしさを感じて、生きている間に自分ができることを探そうと思いました。(3年女)
・「命」と「いのち」について考えてみようと思った。(3年女)
・いつ自分もがんになるか分からないし、それで夢をあきらめなきゃいけなくなる時が来るかもしれない。だから、今健康である間に、悔いのないようにやりたいことをやっておこうと思いました。(3年男)
・生命や人生というものをよく考えて、生活して、自分にできることは何かを見つけようと思います。(3年男)
・生きていて、何も不自由なく生活できている、これって当然のことじゃないんだと、初めて考えさせられました。(3年男)
・生きている理由を探したい。(3年男)
・生きていることに感謝しながら、どんな人生を送るのかということを考えながら生活したいと思いました。(3年男)
・この授業を受けて、命があるのは当然だという考えから、当然ではないという考えに変わった。自分は当たり前のように生きているからそう感じるだけであって、そうでない人もたくさんいるから、命を軽く見てはいけないと思った。(3年男)
・がんになって不幸なことばかりじゃないということを聴いて、人生は、考え方によってどうにでもなれると感じました。今まで、自分にはどうしようもできないということがあってもあきらめていたので、これからは考え方を変えて頑張っていきたいと思っています。ありがとうございました。(3年女)
・「自分には関係ない」と思わず、自分が病気になったらどうしてほしいか、また、友人がなったらどうするかなど深く考えさせられた。(3年女)
・授業を受ける前よりも、がんのことについて深く知れたし、少し興味を持った。(3年女)
・うちのおばあちゃんもがんを2回経験してて、私はがんで入院したことはないけれど、闘病生活は苦しかった。生まれてから1年間病院で過ごしてました。(3年女)
・阿南さんがおっしゃっていた3つのことの3つ目、"幸せは比べられない。自分が気づくこと。感じること"をいうのを聴いて、本当にその通りだし、ただ生きていることでも幸せと自分が思ったら幸せなんだと思った。また、「ない」ものを確認するのではなく、「ある」ものに気づけるようになったという言葉が、胸に刻まれた。今あるものに目を向けて、そこからないものを補えばいいのではないか。(3年女)
・授業前は、今生きていることは当たり前だと思っていたけど、授業を受けて、「死」の怖さを知った。「今、もし死んでしまったら......」と考えると、こんなにもこんなにも悲しいものなんだと実感した。「幸せは人それぞれ違うし、誰にでも悩みはある」という言葉を聴いて、また改めて、今自分は幸せなんだなと思った。(3年女)
・当たり前だけど、命がとても大切だと感じられた。前向きに過ごすことがどれだけ重要か感じられた。自分のやりたいことがより明確になり、やる気が出た。ありがとうございました。(3年女)
・病気にかかり、つらい思いはするかもしれないけど、デメリットだけではない。そこから学ぶこともたくさんあるんだと感じた。私は、夢に向かってあきらめず、突き進みたい。(3年女)
・生きたくても生きられなかった人たちの代わりに、自分がなれたらいいなと思いました。また、現実に自分の身の回りに何か起きたとしても、前向きに対応したいと思います。(3年女)
・生きていることが当然かどうかは、まだ分からないが、今生きているからには、自分ができることを目一杯やることが大事だと思った。例えば、思いっきり楽しむ、悲しむ、喜ぶ......などのことだ。(3年男)
・がんにかかったとしても、周りのサポートと本人の強い生きる意志によって、助かる場合もある。(3年男)
・いのちは簡単になくなってしまうが、それで悲しむ家族がいるので、今まで以上に家族に感謝したい。(3年男)
・がんによって、様々なものが奪われてしまう時があるということが分かり、そういう人がいた時、自分は何をすればいいか考えることができた。(3年男)
・自分が15年間生きてこれたのは、当たり前のことではなく、すごいことなのだと分かった。(3年男)
・生きていられる代わりに、自分がしたいことをできなくなったら、生きようとは思わず死ぬ方にするから、7年間耐えたのはすごいと思った。(3年男)
・一番心に残ったのは、阿南里恵さんのお母さんの話です。いつも怒られたりして嫌いになっているお母さんやお父さんですが、やっぱり一番頼りになると思いました。(3年男)
・いのちに対する考えが少し変わりました。積極的に色々なことを考えるように少しなりました。ありがとうございました。(3年男)
・授業で、大変なつらい経験をした人は誰かの力になれる、という言葉がすごく心に残った。「いのちの大切さ」というのをよく考えることができた。とても良い時間になった。(3年女)
・医学って難しいと思った。副作用がなくなれば楽だと思う。病気になってもあきらめず、なってしまった人を支えられるようになりたい。(3年男)
・がんは肉体的な問題だけじゃなく、精神的にくるものなんだと思った。(3年男)
・人はなぜ生きるんだろう。(3年男)
・つらい経験をした人はいつか人を支えることができる、その言葉がすごい印象に残っていて、こんな自分でも人を助けられることはないか考えようと思った。(3年女)
・命は当たり前にあるものだと思っていたけど、この授業を受けて、当たり前にあるのではなく、すごく尊いものだと感じた。(3年女)
・もし、死にたいと思っても、私を思ってくれている人が1人でもいるということを思い出して、前向きに過ごしていきたい。(3年女)
・がんは死に至ることもあり、怖いなと思っていたが、とても身近になり得るものだと知った。理解が深まった。また、治すことができるようになってきて、自分の好きなことをあきらめなくてもいいと分かり、少し安心した。(3年女)
・がんは人の人生を壊すものと思っていたけれど、元患者の人の話を聴いて、人の新しい道を開くこともできるんだなと思った。がんだけでなく、死はいつもそばにいる。絶望を与えるものでもあるし、希望を与えるものなんだと改めて考えさせられた。(3年女)

いかがでしたでしょうか? 「いのちの授業~がんを通して」を受講したことで、生徒たちが生命の尊さや生きることの意味について改めて考えてくれたことがよく分かると思います。

7月31日(水)に実施した、関係者による1学期総括および2学期実施内容検討の打ち合わせでも、予想以上の成果が感じられ実施側としても嬉しい限りであること、イタリアからの中継で参加していただいている阿南さんの存在が極めて大きいこと、2学期も同じ内容で展開していくこと等が確認されました。

2学期実施の3校でも充分な成果を上げられるよう、関係者一同力を尽くして参りますので、ご支援をよろしくお願い申し上げます。

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