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瑞穂町立瑞穂第二中学校授業報告

皆様 こんにちは。

9月も10日を過ぎ辺りから、「暑い!」と感じる日が減ってきました。

2学期最初の「いのちの授業~がんを通して」を実施した9月14日(土)も過ごしやすい1日でした。

年によっては残暑が厳しく、空調設備もない体育館の中は蒸し風呂のようで、私たちの話を聴いてくれる生徒さんたちが気の毒になってしまうようなこともありましたが、今年は暗幕がすべて閉まっている状態の体育館でも特に不快感を感じることはありませんでした。

瑞穂町立瑞穂第二中学校は、東京都で唯一の郡である西多摩郡3町1村の1つ、瑞穂町にあります。町の人口は約3万3千人、全校生徒数は約400人です。学区の関係から自転車で通学している生徒も多いようです。

「いのちの授業~がんを通して」を実施するほぼすべての学校で、1時間目に最終機材チェック等の準備を行い、2~3時間目が「いのちの授業~がんを通して」となりますので、関係者は8時半前後には最寄り駅に集合し、徒歩やタクシーで学校に向かうこととなります。

今回は、JR青梅線羽村駅が最寄り駅でしたので、関係者一同かなり早くに家を出て、それなりの時間をかけて到着したものと思われます。

参加予定者は、待ち合わせ時刻より少し前に揃い、タクシーで10分程度の学校に到着したのが、1時間目開始時刻の少し前でした。

何度も同じことをやってきましたので、準備に戸惑うことはないのですが、今年度はイタリアとの中継確認が最優先になりますので、時差のある中で、患者側講師の阿南さんと繋ぎ、映像・音声確認を完了した段階でやっと一安心ということになります。

生徒さんの体育館への移動が早く完了したため、授業も予定より5分程度早く始めることができました。

生徒さんからの質問を受けて、授業内容すべてを終わらせるまでに80分程度の時間を予定していますが、今年度は、「がん」についての話をされる久住さんが担当パートの全面改訂をされたことと、阿南さんのお話や生徒からの質問への回答が中継であることから、実際には90分程度の時間を要しています。

1学期の中間総括会議でも、久住さんから「自分のパートが長くなってしまっているので......」というお話が出ましたが、改訂していただいた内容に無駄なものは含まれておらず、それ以前の内容と比較して、より充実した内容になっていることから、今年度はそのままの形式で進めていくことを関係者で確認しました。

瑞穂第二中学校での久住さんのお話は、今年度実施3回中で最も無駄のない整理されたものになっており、生徒さんもよく理解できたのではないかと思っております。

阿南さんのパートは、これまで通り阿南さんご本人の映像とお話に合わせたスライド映像がスクリーンに映し出され、音声は生の声を放送機器で拡声する形式であることから、生徒さんもより一層真剣な態度で取り組んでくれていました。

今回は、i-Padを使って生徒さんの質問をイタリアに中継する段階で少々音声の乱れが生じてしまい、i-Padを通した生徒さんの声がハウリングを起こしたり、阿南さんの回答音声が途切れたりする場面がありました。

1学期に実施した2校では、ほぼ問題なく中継できていましたので、今回初めて、「ああ、遠い国との中継で繋がっているんだなあ」という実感が湧きました。

全体としては、予定通りの内容を提供できましたので、残りの2校においても実り多い授業を実施していきたいと思っています。

次回は、11月9日(土)に港区立六本木中学校で実施いたします。

10月2日(水)には、事前学校訪問をさせていただくことになっています。

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