まず胸骨を押せ 心臓突然死ZEROアクション宣言 日本医療学会
続いて、AEDの普及推進を訴えて千葉県市川市議になったプリティ長嶋さんが、自分の当選後の昨年2月に市川市内の小学校で4年生男児が倒れ養護教諭らの心肺蘇生が遅れ助からなかった事例を挙げて「実際に勇気を持って使わない限り、AEDは無用の長物。皆さんが目の前で倒れている人を助けないといけない」と呼びかけた後、会場の聴衆らが壇上に上がって心肺蘇生の講習を受けた=写真。
最後に同学会の笠貫宏・常任幹事会議長が「今回のシンポジウムはそのままサイトに掲載して、ネットシンポジウムとして議論を続ける。AEDが20万台も配置されているのに実際に使われたのは300事例しかない。このような状況を何とかしないといけない。シンポジウムは、この後も北海道、大阪、鹿児島で開き来年3月また東京に戻ってくる。そこまで1年間続ける。多くの人に心肺蘇生の講習を受けていただくと共に、実践の勇気を持ってもらうために国民的運動が必要だ。今日ここで心臓突然死ZEROアクションを宣言したい。2年間でAED使用5000人をめざしたい。皆さんと一緒に考えていきたいのでインターネットでも意見をいただきたい」と締めくくった。