「国民、患者が喜ぶ医療の評価に尽力」 ─ 花井十伍氏が中医協に初参加
■ 「医療の進歩のおかげでここに在る」
[花井十伍委員(連合「患者本位の医療を確立する連絡会」委員)]
おはようございます。花井と言います。
勝村さん......、委員の後任ということで、大役を引き受けさせていただきました。私自身は、患者の視点ということで、もともと先天性の血友病の患者で、ずっと医療サービスを受けてきたわけですけれども......。
80年代にHIV......、血液製剤でHIVとC型肝炎に感染して、まあ、感染症の患者としても、いまだにやっております。
当時、かなりたくさんの人間が死んでいったんですけれども、幸い私は96年以降の薬のイノベーションに間に合って、「もう明日がない、明日がない」と言われつつ、ここまで生きて来れたということで......。
まあ、そういう意味では医療の進歩のおかげでここに在るということなので、こういった場でそういう経験を生かせればと思います。
あの......、医療現場ということでは、HIV感染症の医療というのを90年代にずっと行政と一緒につくり上げる過程で、やっぱりどうしても......、あの......。
理想的な医療をつくろうとすると、ほとんど研究費とか、まあそういった保険医療の外でやらざるを得なかったという経験もありますし......。
できれば国民、患者が喜ぶ医療というものが正しく評価されるようなことに少しでも尽力できたらというふうに思います。よろしくお願します。
[森田朗会長(東京大大学院法学政治学研究科教授)]
はい、ありがとうございました。どうぞ、よろしくお願いいたします。(議事へ、以下略)
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