原発作業員の健康被害に備え補償策を ─ 虎の門病院
山口徹院長は、「万が一にも放射線による健康被害を生じた場合に、あらかじめ自己の末梢血の幹細胞を採取しておけば、そのような場合にも適切に対応できる。万が一の補償の策として非常に役に立つことを願っている」と述べた。
会見の模様は以下の通り。
[山口徹・虎の門病院院長]
院長の山口でございます。本日はお忙しい中、お集まりいただきましてありがとうございます。後は座らせてお話しさせていただきます。
[内田直之・虎の門病院血液内科医長]
皆様、お忙しい中、お集まりいただきましてありがとうございます。それでは、原発作業員のための自己末梢血幹細胞採取に関して、虎の門病院の記者会見をさせていただきます。
会見させていただきますのは、国家公務員共済組合連合会・虎の門病院、山口徹病院長。
お隣が、虎の門病院血液内科、谷口修一部長。
さらにお隣が、九州大学遺伝子・細胞療法部の豊嶋崇徳准教授においでいただきました。
私は、虎の門病院血液内科の内田と申します。本日、司会を務めさせていただきます。お配りしている資料は5部(6枚)になりますので、ご確認の程をよろしくお願いいたします。
それではまず、病院長の山口よりご挨拶を申し上げます。
【目次】
P2 → 「健康被害の脅威ある中で作業」 ─ 山口院長
P3 → 「生殖器の次に障害を受けるのが骨髄」 ─ 谷口部長
P4 → 「突飛なことをやるわけではない」 ─ 谷口部長
P5 → 「未承認薬は50人分を輸入している」 ─ 谷口部長
P6 → 「日本全国の血液内科の病院が一体となって」 ─ 谷口部長
P7 → 「オールジャパンで支援体制を組みたい」 ─ 豊嶋准教授