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風邪とインフルエンザを追い払う10のヒント

インフルエンザの正体とは?

 人間の免疫は、一度感染したウイルスは覚えていて、二度目以降はあっという間に撃退してくれますが、ウイルスそのものの種類が多く、また次々に変異して免疫の網をくぐり抜けてしまう性質があるため、一生の間に何度も風邪をひくのです。
 ウイルスの中でも非常に悪名高く、恐れられているのがインフルエンザ。1918年から1919年にかけて世界中で流行し、死者数千万人を出した「スペインかぜ」のように、時折、致死性と感染力の異様に高い型が出現します。
 タミフルという特効薬がありますが、効果が高いのはひき始めだけ。周囲で流行している時に高熱や全身症状が出たら、直ちに受診して投薬を受けるのは一つの見識です。
 ただし、ひどい症状が出たからといってインフルエンザだとは限りません。また、インフルエンザだけ選んで逃げることもできません。基本的な性質は他の風邪ウイルスと同じで、対処法も同じです。
 ウイルスが細菌と異なるのは、単独では増殖できず、何かの細胞に寄生して増えるということ。つまり、一般に人や動物の集まる場所はウイルスの密度が高く、それだけ接触の危険があります。外出から帰った時にうがいと手洗いを励行するよう言われるのは、これが理由です。
 また、通常の風邪ウイルスは低温・乾燥の状況を好みます。冬になると風邪ひきが増えるのはこのためです。裏返すと、温かく湿度の高い状態にしておけば、ウイルスの活性が落ちるということ。加湿器で部屋の湿度を上げたり、マスクをして呼吸器の乾燥を防いだりするのにも、合理的な理由があるんですね。


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