なぜ? どうして? 花粉症の謎。
まもなくスギ花粉症のシーズンが到来します。
今年は幸いスギ花粉の飛散量は少ないようです。
でも、花粉症ほど「備えあれば憂いなし」の言葉が当てはまる病気も少ないので、油断せずに備えておきませんか。
監修/佐野靖之 同愛記念病院アレルギー・呼吸器科部長
秋山一男 国立病院機構相模原病院臨床研究センター長
今井透 聖路加国際病院耳鼻咽喉科部長
涙ボロボロ、鼻水グシュグシュ、頭はボーッ、その期間だけ顔を外したい......。こんな花粉症のつらさは、なった人しか分からないとよく言われます。季節限定で命に関わるわけでもないことから、なんだか軽くみられがちですが、当人たちのQOL(生活の質)が大幅に下がっているのは間違いありません。
症状を軽くやり過ごせるものなら、それに越したことはないので、一体どういう病気で、どう対処すればよいのか、腰を据えて考えてみましょう。
まだ寒いぞ、いくらなんでも早すぎる。と思ったあなた、花粉が飛び始めてから慌てたのでは遅いのです。
既に花粉症を発症した人も、今年こそ襲われるのでないかと恐れている人も、読んで備えてはいかがでしょうか。