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メキシコ豚インフルエンザ、確定99例、死亡は8人

メキシコ政府の公式発表を、時間経過と共に追った。日時はメキシコ時間(日本時間からマイナス15時間、日本が5月1日の正午ならメキシコシティでは4月30日の21時)。(川口利)

①4月27日の昼間(記者会見)
インフルエンザの流行が始まってからこれまでに2,373の検体検査を実施し、172件からA型インフルエンザが検出された。ただし、重篤ではない場合も含まれている。さらに、重症肺炎患者やその入院者の数を報告するように各方面に求めたところ、今日の午前段階で、1,995名が重症肺炎患者として加算され、うち776名が入院中、53.6%にあたる1,070名は完治している。また、死者は149人となっている。

②4月28日の夜(記者会見)
今月報告されている重症(非定形?)肺炎患者数は2,498名で、うち159名が重症肺炎もしくは重度呼吸不全で亡くなっている。豚インフルエンザに関しては、正確な数字として26件が報告されており、明らかに豚インフルエンザの新ウィルスにより死に至ったのは7名である。

③4月29日の午前(保健省の公式発表)
本日の午前の早い段階で、さらに23件の豚インフルエンザ感染が検出されており、現在までで感染者数は49名に増加、死者は7名で変わっていない。

④4月29日の夜(記者会見)
豚インフルエンザウィルス検出法の導入(確立?)により、現段階の豚インフルエンザ陽性件数が99件となっている。99件中8名が死亡しており、死亡者数が1名増加した。

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