亀田隆明理事長を証人に?~亀田言論弾圧事件第四回口頭弁論 |
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投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2017年05月17日 12:11 |
小松秀樹・元亀田総合病院副院長が医系技官2人を訴えた訴訟の第4回口頭弁論が東京地裁で開かれた。(第3回口頭弁論については、こちら)
いつもは、傍からは何をやってるのかサッパリ分からないのだが、今回に関してはかなり分かった。
原告が小松、井上、高岡3氏の証人尋問を申請したのに対して、井上氏側は意見書で「原告の請求自体が失当」だから尋問の必要もないと突っぱねようとしたらしい。
法廷で裁判長は、井上氏の代理人に「失当とは、原告の主張をすべて認めたとしても請求の利益がない」という意味かと確認した。小松氏側が「井上氏が高岡氏に文書を渡した」と主張しているのを事実認定しちゃっていいのか? ということだ。それを前提にすると、井上氏が違法行為を働いたという結論を導き出すのは難しくない。証人尋問を何が何でも拒否しようとする場合、今の主張のままだと原告勝訴にせざるを得ないので、それは裁判長としても困るということなんだろう。「もう少し頭の体操をしますか」と助け船を出された井上氏側が意見書を出し直すことになった。
証人尋問は行われる可能性が高そうだ。見モノだ。
その流れで面白かったのが、裁判長が「仮定の話として、もし証人尋問するとしたら、3人以外に被告側で誰かいますか」と問うたのに対して、不意打ちを食らったのであろう高岡氏の代理人が「それはやはり亀田理事長が」と言ったことだ。本当に亀田理事長が法廷に立つなら、ニュース価値がグンと上がる。失言に気づいたか、「もちろん亀田先生の意向を確認しないといけませんが」と火消ししていたが、面白いことになった。
次回は6月14日午後1時15分から。