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救急隊のエピネフリン使用ルールの検討開始-消防庁


<救急救命士が運用するエピペン使用ルールのたたき台>
 
 
プロトコール実施の前提
 
1、リスクアセスメント:地域におけるエピペン被処方者の把握
地域にエピペンの処方を受けている者の有無を確認する。
エピペンの処方は指定医療機関においてのみ実施されることから、以下のような方法が効果的であると考えられる。
 
① エピペン処方医療機関の把握
② 当該医療機関における処方状況
③ 教育委員会を通じ、学校に在籍している被処方者の把握
④ 山林業者等を通じ、ハチに刺される機会の多い被処方者の把握
 
2、リスクマネージメント:リスクアセスメントに基づく事前体制構築
① 被処方者を中心とした連絡、処置体制の構築
アナフィラキシーに陥りエピペンを使用した場合には、使用者が誰であろうとも医療機関を救急受診することになるものと思われる。
被処方者が所属している学校、職場等に、応急処置及び救急要請体制の構築を推奨するとともに、地域メディカルコントロール協議会において、被処方者を中心とした学校、職場、消防、医療機関の具体的な連携方法を確認しておく。
 
② 救急救命士の対応体制の構築
ア アナフィラキシーの病態と症状に関する医学的知識の再確認
イ エピペン使用後の副作用に関する知識
ウ エピペン使用とその後の対応に関する訓練の実施

  
プロトコル1.JPG
プロトコル2.JPG

*郡山委員提出資料を基に作成
 
 
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