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新型インフル 超党派で予防接種法改正を 舛添厚労相


舛添
「ワクチンに関わる新しい体制づくりをしないといけないと思う。定期接種とか1類、2類だけではカバーしきれないし、接種費用の問題も補償の問題もある。予防接種法の改正も含めた体制づくりをしたい、選挙が終わったならば。それから有精卵による増殖よりも細胞培養を手がけて輸入に頼るのでなくワクチン大国として輸出したっていいはず。選挙が終わり次第やりたい。

それから現場が一番大事というのは繰り返し言っている通りで、何らかの形で意見を取り入れられる場は必要だろう。ワクチン接種の優先順位としては、妊婦、小児、基礎疾患を持った人、医療従事者に教師ぐらいかなあと思った。いずれにせよ今日明日で決めるのではなく、もう少し議論したい。

広報体制も必要で、今日の会議をフルオープンにした理由は、マスコミの皆さんにもご協力いただいて、情報をすべて国民に伝えて皆さんも議論に参加してくださいというため。これからもできる限りこういう機会を設けて、来月中ぐらいに大枠が固まればいいのかなあと思う。輸入ワクチンに関しては、やはり安全性が問題なので何らかの治験ができればと思う。今日の小児科学会さんのように各学会も情報発信に関してもぜひご協力いただきたい。

新型だから分からないことは分からない。世界中に網を張っているので、情報が入ってくれば、それを一つ一つ参考にして議論したい。それから私も肺炎球菌ワクチンを打たされたが、それも検討課題の一つかなと思う」

水上
「補償について早急に取り組むか。我々は妊婦さん相手にプロパガンダしたいと考えており、サイトでもQ&Aをやっているのだがワクチンについては全く触れていない。もし補償に取り組んでもらえるのならば、国が万全の体制を取ってくれると書ける」

舛添
「予防接種法を改正する。秋の臨時国会で超党派で。新型インフルのみ対象というのではなく一般的な法律が必要だと思う。ただ、そこまでのつなぎをどうするか。運用で可能なのか、法改正なのか、予算なのか財源なのか、いずれにせよ国民皆が戦うという姿勢になってもらえればあっという間にできる。一刻も早く政治を安定させて国会を開いて進めたい。私がどういう立場になっているにせよ前へ進める」

小林
「他の感染症もやってほしい」

舛添
「感染症法まで含めて体系的に改正することが必要だろう。国民がアジュバンドなんて言葉を知っている今が絶好の機会だ」

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