ラグは本当に減るのか 未承認薬・適応外薬検討会スタート
山本
「当座は昨年8月までのものでいいし、足を引っ張るつもりもないが、学会では要望があまり通るとは期待していなかったので、どうせ進まないから一部だけ出しておこうという議論もあった。なるべく早く次の段階に移行してほしい」
事務局
「どこの国の承認も得ていないものの要望もあるが、それはここでのミッションとは整理仕分けが必要でないか」
岩田
「小児領域の場合は、開発しても量が少なくて利益が出ないというのが問題だった。だからインセンティブは何なんだというのは大切で、その意味で最後の方に出てくる『開発支援』は大切だろう」
事務局
「後ほどまた保険局から説明があると思うが、保険の方で試行的に新しい制度が入っているので1つのインセンティブにはなるのでないか」
不明
「審議のペースについてお聞きしたい。それから優先順位は分野ごとにつけるのか、それとも7つのWGで審議したものを総合するのか」
事務局
「答えるのが難しい。概ね医療上の必要性での判断になる。目標は3月末までに必要性の高いものをリストアップして、必要性が高いと評価されたものを国から企業へ開発要請を行うことになる。保険局の都合もあるので、遅れたとしてもなるべく早く。分野同士の順位づけは難しいので、とりあえずは各分野ごとの判断になるだろう。どれを必要性が高いとみなすのかも、まずはWGで2項目の基準に関して(ア)(イ)(ウ)のどれにあたるのかを叩いていただいて、それのどれを優先するかは、この場で全体を眺めてご議論いただく」