鬼の居ぬ間に洗濯 「医療事故を調査・評価する新たな仕組み」

投稿者: 新井裕充 | 投稿日時: 2009年09月28日 10:21

 厚生労働省関東信越厚生局は10月25日、埼玉県川口市で「医療事故を調査・評価する新たな仕組みについて~安心・信頼しあう医療を求めて~」と題するシンポジウムを開催するようです。
 詳しくは、厚労省のホームページを参照。
http://kouseikyoku.mhlw.go.jp/kantoshinetsu/gyomu/gyomu/iryoanzen/symposium_2009.html

 政権交代後、厚労省職員の志気が高まっているような気がします。暴走モードに入ったのでしょうか。特に医政局はノーマークで、やりたい放題かもしれません。今、まさに官僚主導。

 医療課では、診療報酬改定を仕切っている保険局の宇都宮啓氏が9月16日付でこっそり(?)老健課長に昇格(保険局併任)。平成24年の医療・介護ダブル改定をにらんでいます。「政権交代しても変わらず」というより、むしろ円滑に進むようになったのかもしれません。

 長妻大臣は自分にできないことは潔く諦め、足立政務官ら医療の専門家に任せるなど、役割分担の明確化を図るべきだと思います。


※ 「厚労省のHPなんてわざわざ見たくないよ」という忙しい人のために

(タイトル)
シンポジウム「医療事故を調査・評価する新たな仕組みについて~安心・信頼しあう医療を求めて~」

(前文)
 医療は、私たちが安心して健康に暮らす上で欠かすことができないものです。一方、医療事故は相次いで発生しており、場合によっては、死亡などの不幸な結果につながるものもあります。医療の安全を確保することは、とても重要な課題です。
 厚生労働省においては、医療の安全を確保するため、有識者からなる検討会における検討や意見募集に寄せられた意見を踏まえながら、専門機関が医療事故を調査・評価する仕組みについて検討しております。
 これを受け、関東信越厚生局では、国民の皆様にご理解を深めていただくことを目的としてシンポジウムを開催いたします。

(日時・場所)
平成21年10月25日(日曜日) 13時30分~16時30分(受付は13時から)

川口駅前市民ホ-ル「フレンディア」
(埼玉県川口市川口1-1-1 キュポ・ラ本館棟4階)
※交通アクセス(JR京浜東北線川口駅東口駅前)
川口駅前市民ホ-ル「フレンディア」へのアクセス
http://www.friendia.jp/access.html

(主催)
厚生労働省 関東信越厚生局

(後援)
埼玉県、さいたま市、川口市、埼玉県医師会、埼玉県看護協会、NHKさいたま放送局、テレ玉、朝日新聞さいたま総局、産経新聞さいたま総局、日本経済新聞社さいたま支局、毎日新聞さいたま支局、読売新聞さいたま支局、埼玉新聞社

(参加要領)
どなたでも参加できます。参加費は無料です。
400名程度の席を用意しておりますが、定員枠との関係上、受付は申込先着順とさせていただきます。 希望される方は、別添「参加申込書」に記載事項を記入の上、下記宛FAXにて送信下さい。また、申し込みは平成21年10月16日(金曜日)までとさせていただきますので、お早めに申込下さい。
別添 【「参加申込書(PDF:502KB)」・「チラシ(PDF:2,101KB)」】
FAX番号 048-601-1330

(プログラム)
行政説明→厚生労働省医政局 佐々木 昌弘 医療安全推進室長

特別講演→岩本 裕氏 (NHK解説委員(「週刊こどもニュ-ス」のお父さん))「医療事故を調査・評価する新たな仕組みについて」
~なぜ必要とされたのか?課題は?わかりやすく解説します~

パネル討議→「私たちが新たな仕組みに期待すること」
パネリスト→菅俣 弘道氏 (医療事故市民オンブズマン・メディオ)、豊田 郁子氏 (医療の良心を守る市民の会)、西田 博氏 (東京女子医科大学心臓血管外科)

(照会先)
厚生労働省 関東信越厚生局(企画調整課内) 電話番号 048-740-0787

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