長男 ポリオ既往の疑い 受診してきました

投稿者: 堀米香奈子 | 投稿日時: 2011年02月26日 02:34

配置されたばかりのロハス・メディカル3月号、特集のひとつが「ご存じですか ポリオ生ワクチンの危険」となっていますが、皆様もうお読みいただいたでしょうか。

こちらのブログでも、折に触れ、私の4歳の長男がまだ乳児の頃にポリオ生ワクチン接種後に発熱と麻痺を発症したことについて書いてきました。すぐに回復したためにこれまで一度も受診等はさせたことがなかったのですが、今回初めて、念のために診ていただいてきました。

ポリオの会の小山会長にご相談したところ、都内某所にあるクリニックのポリオ外来をご紹介いただき、通常どおり電話予約を入れて出かけていきました。クリニックでは、前の患者さんの受診中も、小山さんが診察室に入って診察に立ち会っていらっしゃいました。待合で絵本を読み聞かせながら待っていると、いよいよ息子の名前が呼ばれ、診察室へ。

お医者さん恐怖症の息子は、当初こそ「注射やだ!」などどかなりおびえていましたが、先生と小山さんにやさしく声をかけていただき、意外とスムーズに診察は進みました(が、次第にいつものやんちゃぶりを発揮し始め、途中手を焼くことも。それでも小山さんは私よりずっと息子の扱いが上手で、大変助かりました。。。)

最初にざっと問診。生後11ヶ月で生ワクチンを接種、2~3週間おいて発熱、それに続く麻痺があったことをお話ししました。当時は発熱と麻痺の関係を疑ってはいたものの、ポリオとの関連性は素人判断であっさり否定してしまったこと、そのために受診しないできてしまったこと、0歳の次男の接種を考える時期とポリオの会の活動を知ったのがちょうど重なって、ようやく長男のかつての麻痺を思い出したことなど・・・。

その後、先生と息子が立ったまま向き合っての触診、徒手筋力テスト、反射チェックです。先生はまず息子のふくらはぎをじっくり丁寧に触ったり見たりして、さらに息子に屈伸をさせたり、床の上を歩かせたり、つま先立ちをさせてみたりしていました。それからベッドに横たわらせて、仰向けのまま片足ずつ腿から上に上げさせてみたり、座らせて反射を診たり、蹴り上げる力を診たりした後、指や手の動きや力を確かめていました。

神経の状態をもっとしっかり確認するには、筋電図を取って調べなければなりません。しかし相当な痛みを伴うとのこと。小山さんも先生もご経験からそうおっしゃいます。小さい子供にそれをやってしまうともう2度とやりたがらないだろうとのことで、今回は行いませんでした。やるとすれば、本人が成長して、もっと分別がつくようになってから。自分で痛いことを覚悟して、それでもなんとかガマンできると考えられるようになってから、ということになりました。

というのも、今回先生に診ていただいた限りでは、筋肉の異常な収縮等は見られず、機能はすっかり回復しているとのことです。今後の生活や体育・運動についても、本人が異常を訴えない限り、通常通りやらせていって大丈夫とのことでした。ひとまずほっとしました。さらにポスト・ポリオ症候群についても、絶対的なことは今の時点では言えるものではありえませんが、ポリオ罹患時の症状が重かった人ほど発症、重症化のリスクも高いとのこと。息子程度であれば、可能性もそれほど大きくないとのことです。そう聞いて、不安がずいぶん小さくなりました。

ただ、乳児期にワクチン麻痺が出てしまったことは紛れもない事実で、消えるものではありません。神経になんらかの障害が発生した、つまりポリオに罹患し、麻痺を発症したことは、息子の体の歴史の一部として刻まれているのです。先生によれば、病名は「軽度の脊椎性小児麻痺」とのこと。ただし本当に「軽度」で「不全型」、ということです。

そして先生から1年に1度程度は受診をしておくほうがいいとのアドバイスがあり、子供の患者を見慣れている小児科の先生をご紹介いただくこととなりました。ということで、これからも息子の様子を観察し、見守っていく必要がありそうです。

<<前の記事:癌研メディカルの配置医療機関リスト    勤務医の負担軽減と患者の受診抑制  コメント欄:次の記事>>

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://lohasmedical.jp/mt/trackback/2844

コメントを投稿


上の画像に表示されているセキュリティコード(6桁の半角数字)を入力してください。