診断書で家宅捜索

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2017年02月15日 00:00

恐喝罪で実刑確定した暴力団組長に関して虚偽の診断書を作った疑いで、京都府立医大に家宅捜索が入った件、色々な見方はあるんだろうが、何となくアリの一穴になりそうな予感がする。


この一件が、業界で行われている中で飛び抜けて悪質というわけでもなさそうで、これだけ摘発するのは狙い撃ちだなあとは思う。ただ、事の推移を見ている限り、冤罪と押し返すのも難しそうだ。となれば、警察が安心して摘発できる事件類型として確立されることになるだろう。一度そうなってしまえば、ここを足掛かりにどんどん医療へ入ってくるだろうと想定される。


こんな陰謀史観じみたことを書くのは、小松秀樹・元亀田総合病院副院長の次に「梅村聡のこの人に会いたい」にご登場いただくのが(もう公表しちゃってもよかろう)井上清成弁護士で、この2人の対談を聴いたら、世の中の事象には、きちんと流れがあるのだなと認識せざるを得ないからだ。


医療が治外法権的に振る舞ってこられたのは歴史的な理由があってのことで、しかしそれを「普通の業界」にしたいという意思は様々な立場の人たちが持っており、そのことを認識して身を慎んで然るべきだった医師が、このような反社会的な行為に自らの権利を濫用することで自滅したということになるのだろう。


ノバルティス事件でも名を上げた京都府立医大、一体何をやってるのかな、と思う。そう言えば、剛腕で知られた薬系技官が天下りしてたはずだけど、警察相手じゃ威光も通じないもんね。

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