一人で初めての夜

投稿者: 真木魔愛 | 投稿日時: 2006年12月16日 00:45

昨夜は、私の帰宅が夜遅く(午後10時半ごろに)なる日でした。
父親は出張中。

さて、娘をどうするか?

送迎をしてもらうことが目的(つまり児童クラブ後のケア目的)で
小学入学時から面倒をみてもらっている塾は午後9時まで。

児童クラブのお友達のお母さんが、
「家で見ようか」
と、有り難くも、わざわざ申し出てくれたのですが、
午後11時前は、
他人様の家庭に世話になる時間としてはあまりに非常識。

娘は、「一人で待つ」と言います。

夕方、児童クラブに娘を迎えに行き、
ピアノの先生のところへ連れて行きました。
(といっても自宅の前がピアノの先生の家)

一時帰宅して、
リビングの机の上に
お弁当(勿論買ってきたホカ弁「キッズスペシャル」)とお握りを置いて、
お風呂を沸かして(スイッチ押すだけなのですが)
下妻へ出発。

夜10時25分、雨の中一目散に運転して、
自宅にたどり着くと、
全部の部屋に明かりが付いてました。

急いで二階に上がって、ベッドを覗き込むと、
すっぽり被った布団のなかから、
・゚゚・(≧д≦)・゚゚・あっかんべー
とケラケラ笑っている娘。

「ピアノの先生は、傘をさして玄関の中に入るまで送ってくれた」
「鍵、全部閉めた」
「お弁当もお握りも全部食べた」
「歯磨きした」
「お風呂入って、髪の毛乾かした。その後ガスも切った」
「ドリルと漢字と宿題も全部やった」
「リビングのヒーターは切った」
「ピンポン(インターホン)する人はいなかった」←絶対出るなと言い聞かせていた
「(忙しくて)京都のおばあちゃんに電話する時間はなかった」

どう?えらいでしょo(^^o) (o^^o) (o^^)o」
と言った後、

「ママ、忘れもの」

えっ、何?

「早くトントンして。寝られない」

そう、
娘は今だに、寝る前、
父親(か、いないときは母親の私)に、
横になった身体を
“ト~ント~ン”となでてもらわないと眠れないのです。

だから
トントン』なのでした。

<<前の記事:当直    胃炎:次の記事>>

トラックバック

仙台市賃貸物件ペット可仙台市賃貸物件ペット可 続きを読む

コメント

真木先生
トントンの由来が良く分かりました。まだ羨ましい時代範囲をお持ちですね。
それにしても物騒な時代です。年端の行かぬ子供を一人にしておく事は何かと気掛かりな部分が有りますが。
世界一、治安の行き届いた国は何処へ行ってしまったのでしょう!!

原因は腐朽した官僚機構と無能な政治にありますね。
第二次世界大戦の後、勝戦国が日本に行った最大の功績の第一は、この国を国民を骨抜きにする政策だったと記憶します。

皆様もご存じの通り、スリ-S政策(セックス、スポ-ツ、スクリ-ン)がその事始めであったと考えます。

科学と物量で物理的戦争に負け、戦後半世紀の頃までに、民族の誇りや精神構造まで売り渡し、
恥も外分も無く、ただ目先の利益や、快楽に惚けている。
では国民、優秀な人材、学徒まで含めて310万人殺したあの戦争を何のために、誰が起こしたか、そして敗戦と戦争を始めた責任を誰が取ったか。
誰も取ってはおりません。
責任を取らない、それがこの国の明治維新以降の官僚機構のやり方またカラクリも有るのでしょう、特に戦後はGHQが大きく関わっている。

私達日本人はあの戦争を始めたのは一人軍部の様に考えておりますが、とんでもない、腐朽した官僚機構、が真犯人で有ったこと、、谷沢永一氏はその著、官僚、もういいかげんにせんかい。
で小気味よく彼らを罵倒し、日本の官僚機構の発祥を律令の時代から今日までを語ってくれております。

昔から盗人が自分たちを縛る法律をつくるわけが無い、と言われて来ましたが、谷沢氏はこの著で、この様な文章を残している。

少しでも権限を増大して、自分たちの利益を拡大しようと努めるのも官僚の特徴である。
社会を統制し、国民に対しては権限を施行しておさえ込む。
官僚は政府の力を削減して、できることなら政府を骨抜きにしようとする。

政府の実務をやるべき官僚が政府そのものを打倒する側にまわる。

打倒に向けて官僚は必ずかばい合う。

現在でも財務省は法務省に対して特別に莫大な予算を確保している。
優遇する事で、財務省からは縄付き、すなわち犯罪者を出さないようにと暗に働きかけているわけである、、、。原文のまま、

これでは下々の犯罪も無くなるどおりが無い。
子供を安心して通学させ、留守番をさせ、家外で遊ばせる事も出来ない。

三権分立ではなく、三権癒着である。せめて司法だけでも正常に働いてくれればと思いますがこれでは、、、。

谷沢氏は良くも勇気を持ってっこまで、官僚を罵倒して下さったと頭が下がる思いです。

昨日、ある会合で犯罪の増加が話題に出ました。
大半は70代の人達、この状態でこの国は何時まで存続出来るのか、、。
そんな話しになりました。
私はふと、以前観た映画の中で、幕末の寺田屋騒動の時!?、伏見奉行所の役人の無能さを見た土方歳蔵が、この分じゃあ、幕府もそう長くはもつめ~よ、、。
と口にした、そんな言葉を思い出したものです。

小中学生の自殺、昔は皆無でした。

現在の日本の状況を鑑み、健全と言える人が果たしてどれだけいるのでしょう、
これだけ国内が矛盾し一般の国民があらゆる面で困っている。
医療の現場も同じである。
しかし彼らは何もしない、何も出来ない。真剣に取り組もうともしない。
また国民の側はその原因をただそうともしない。

最後に谷沢氏はこの様な事も述べている。
役人は自分たちがやっている仕事を文章に残す事を極端に嫌う。
証拠として記録に残るからだ。

天下りは禄盗人であり、その本質は(盗み)でしかない。いわば、白粉を塗った汚職である、、、、。
原文のまま

家庭において両親がぐうたらだとしたら、果たして健全な子供が育つだろうか、
国家と国民の関係も同じである。
安心して子育ての出来る国をもう一度、取り戻さなくてはならないのでは、、、、。

真木さんの文章の中で、インタ-ホンが鳴っても絶対に出てはいけない。
確かにその通りなのですが、
せっぱ詰まった現実に危機感を強く覚えました。

話しが大きく脱線してしまいましたね!!
お許し願いたい。

> m,n. 様

お力のこもったコメントをありがとうございます。

現場はあたふたと、文部科学大臣からのお手紙のコピーとか、
「いじめをなくしましょう」の通知を複数持たされる文面を見るに付け空しさを感じてしまいます。

切羽詰る、事が起きてからでは遅いという責任逃れの危機感、

教育の現場も大きく変化しているのを肌で感じますが、
じゃあ、どうすれば?と問われると答えに窮してしまいます。

毎日、地域社会や家庭で、子供と共に支えあって過ごす積み重ねしかできない実態です。

トントンへ、
一人でのお留守番良くできましたね。
なぜ、トントンなのかと思っておりましたが、謎がとけました。
これからも、一人でのお留守番がんばって下さいね。


>m,n.様
お嘆きは確かにごもっともでございますが
民主主義国家である以上
国を良くするも悪くするも国民自身の責任でしかないと思います。

人生が有限であることに思い至れば
黒澤明監督の「生きる」の主人公のように
コペルニクス的発想転換をする人も出てくるはずで
『ロハス・メディカル』が
そのお手伝いができたらいいなあと思って作っております。

川口様
コメント痛み入ります。確かに
貴方のおっしゃる通りと私も理解致しております。
私がコメントさせて頂いた内容に貴兄の内容をプラスして、多くの方々に考え、理解をして頂けたら誠に光栄とぞんじます。
何時の世もそうですが、多くの人達は分かっている。分かっていがら泥沼に足を踏み込んで行く、目が覚めた時には起死回生が出来ない。
先の戦争もそうでしたね、、。
民主主義、素晴らしい言葉です。
しかしその民主主義の本質を果たしてどれだけの人達が理解をしているのだろうか!?
リバティ-とライセンスの違い、理想と現実のギャップ、
我々人類にはもうそれ程、悠長な時間は残されていないような気がふといたします、、。

m,n. 様
「トントンして」は、「おやすみなさい」のかわりのごあいさつなのに~。

ママばらしたなぁ!!
もうひとりでおるすばんしたくな~い。

>m,n.様
泥沼に足を踏み込みつつあるとは
私も思います。
ただ、それを食い止めよと誰かに要求するのでなく
自分たち自身で食い止めたいと考えます。

同じことの繰り返しで恐縮ですが
人生が有限であることに思い至れば
自然法則を変えることはできなくとも
人間の決めたことなど
いくらでも変えられる、と信じます。

『人生が有限であることに思い至れば、、、、
人間の決めたことなどいくらでも変えられる』

いいですねえ。
しみじみ(反省ではなく)感じました。

川口さま、青木様、
前向きで素晴らしいお考えをお持ちの方々がおられて本当に嬉しく思います。
確かにその通りなのですね、しかし釈尊の生きられた2500年以前、いやもっと以前から高貴な考えや哲学をお持ちの方が多々おられたと思います、
しかし、超える事が出来なかった人類の歴史にも一考を感じます。
人間と言う理性を持った生けるもの、人類という欲望と言う本能を持った生けるもの、
この狭間で多くの文学や哲学、宗教が生まれて参りました。
その宗教も政争の具として殺戮を繰り返して来た歴史、また現実、
この緑の地球が存在し、人類がこの地球で生存できる限られた時間の中で
エゴや欲望から自らを解放し、人類が仕合わせな生活を営める様、
お互いに努力を致しましょう。

>m,n.様
歴史を見よ、と言われてみれば
まったく反論できないところでございまして
でも、あきらめないで行きたいとも考えております。
ありがとうございました。

コメントを投稿


上の画像に表示されているセキュリティコード(6桁の半角数字)を入力してください。