プログラフ |
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投稿者: 真木魔愛 | 投稿日時: 2007年02月27日 22:57 |
FK506(プログラフ)というお薬の治験に参加していた時期がありました。
ちょうど病院に勤務した三年半の期間です。
この薬は免疫抑制剤で、口から飲む経口薬です。
米国で臓器移植に多大な成果を挙げました。
でも、このお薬は米国ではなく、日本、それも筑波山の山麓、
土の中の菌のサンプル分析により当時の藤沢薬品
(現在:アステラス製薬)が開発したお薬です。
ちょうど、
生物学的製剤が承認されたと同時期に
リウマチ薬としての承認だったこともあり、
生物学的製剤とお値段がほぼ横並びに設定されました。
それが、リウマチ薬としての普及の妨げの一因になっているようです。
さて、
このお薬を再度(たぶん?)話題にしたのは、
ロハス・メディカル3月号の特集が、
アトピー性皮膚炎で、
9pの左上に、『タクロリムス軟膏』っていう塗り薬が出てきます。
このタクロリムス(プロトピック軟膏)は、プログラフと同成分で
FK506の塗り薬版です。
(塗り薬は高くないようですよ)
治験中は、いろんな制約があって、
もちろん、この『タクロリムス軟膏』も使用を制限されていました。
リウマチもアトピー性皮膚炎も、
免疫力に関わる疾病であることは共通で、
不思議はないのですが、
そういえば、私は幼少期アトピー性皮膚炎に苦しみましたが、
リウマチ発症後、すっかり影を潜めました。
因果関係があるのかなあと思います。