国立循環器病センター |
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投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年03月01日 18:23 |
国立循環器病センターのICUの
専属医師5人が3月で一斉退職するというニュース。
ただ、ひたすら驚いた。
地方の公立病院ならイザ知らず
その分野では最高峰の施設から
最高峰のスタッフが逃げ出すというのは
尋常なことではない。
一体何が起きたというのか。
同センターでは2月15日に麻酔科の医師が
鎮痛用の麻薬を盗んだとして逮捕されており
その際
「仕事で疲れた時や寝付けない時に自分で注射した」と
供述していると報道された。
その報道に接した時には「何もそこまでして」と思ったものだが
今回辞職する5人のうちポジションが上の2人も
「心身ともに疲れ切った」と言っているらしい。
本当に一体何が起きたのか。
引き続き注目していきたい。
コメント
小松秀樹先生が『医療崩壊』の中で危惧、ご指摘されている立ち去り型なのでしょうか。
それにしても、ICU専任医師5人が一斉退職とは・・・びっくりしました。
あの規模の病院で5人というのは、他病院に比しても少なすぎです。そのうち指導医は2人。公募のレジデントは勉強するんだ! と待遇の悪さを厭わず働く部分もあるのでしょうが、某大学の医局人事で派遣されている指導医にとっては、自分の仕事に加え、下級医の指導・カバーに入る必要があるため、本当に過酷な労働環境だと思います。
ICUだけでなく、他科も同じ状況だと聞いております。
…他の施設であれば、問答無用でICU閉鎖が指導されるところですが、さすがにそれはないでしょう。
しかしながら、術者を術後管理から離隔するのは、高度専門分化施設では当然の趨勢です。これら施設ではもはやナンでもできる少数精鋭主義が幅を利かす時代ではなく、得意分野への特化が為されるべきです。
>真木様
コメントありがとうございます。
詳しいことはまだ分からないのですが
もし普遍性のあることだったら
ロハス・メディカルでも取り上げたいと思います。
>Teapot先生
コメントありがとうございます。
ナショナルセンターでも
医局のジッツなのですね。
実態をよく知らないので、これにも少し驚きました。
>中村利仁先生
コメントありがとうございます。
閉鎖しないとしたら
ICUの医師はどこから連れてくるのでしょうか。
医局人事ゆえのややこしい内幕があるやの
情報を耳にしました。
単純な医療崩壊の文脈で捉えない方が良いのかもしれませんね。