リウマチ科標榜存続の署名のお願い

投稿者: 真木魔愛 | 投稿日時: 2007年06月07日 15:49

厚生労働省は患者が医療機関を受診する際に、現状の細分化・専門化された標榜科では自分がどの症状にどの診療科があてはまるのかわかりにくいという理由で、診療科の表記方法を抜本的に見直す方針を固めました。 

この件について、
昨日リウマチ友の会本部より、署名依頼の文書が届きました。

長い間の働きかけが実って1996年に、リウマチ患者が待ち望んでいた『リウマチ科』の標榜が実現しました。
その結果、リウマチ患者は専門医による早期診断、早期治療を受け病気の進行や障害の重度化を防ぐことができるようになりました。
私自身も、発症当時、筑波大学附属病院に『リウマチ・アレルギー内科』がなかったら、医療機関を延々転々とさまよっていたと思います。当時の急激な病状悪化を振り返るにつけ、どうなっていたかと、ぞっとします。

リウマチ科廃止案は、リウマチ患者から的確な医療を受ける機会を奪うことにもなりかねません。

リウマチ科存続の趣旨にご賛同いただけます方は、リウマチ友の会のHPから、署名フォーマットがダウンロードできまので、
ご署名を何卒よろしくお願い申し上げます。

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コメント

真木様
日本のリウマチ患者数は50~70万人と推定されておりますが、考えて見れば50万都市と言うと、現在の姫路市、福山市、関東近郊では八王子市?水戸市は30万以下ですね?
日本の総人口1億2千数百万の内の50万と言うのは本当に少ない数字と思えます。
その50~70万人に私達は選ばれてしまった分けですね。

何の因果かと発症当時は良く考えたものです。
よくよく考えた挙げ句、答えは只一つ有りましたよ。
前世の行いが良くなかった。それ以外に思い当たる節がどうしても見つかりません。
それで納得させました。
そうか、前世の行いが悪かったか、何の行いかは分かりませんが、総ては遠い彼方のこと、もうどうする事も出来ません。

この数がもう一桁多ければ厚生労働省も標榜の解消など考慮出来ようはずも有りません。

病は自分が罹って始めて理解できるもので、健康な人達に取っては対岸の火事でしか有りません。

お金のかかる弱者は切り捨てる、過去の厚生省がやって来た、デタラメの付けを何処かで少しでも解消する。
多分これが本音なのでしょう。
既にリウマチと判定されている私達患者は現在の医学と投薬で何とか過切り抜ける事が出来ても、新たに発症する方達の為に、何とか早期発見、食い止める手段を、病の現場にいる我々こそがしてあげなくてはなりませんね。

リウマチばかりでは無く、私達は人の心の痛みを少しでも知って上げられる人間にならなくてはいけないと思います。

努力致しましょう。


標榜科の問題については
近いうちにロハス・メディカルでも
特集を組む予定にしております。

真木様

私が学生だったころ、病院実習で不思議とリウマチをはじめとする膠原病の患者さんの担当になることが多かったことを思い出しました。
当時の東大病院では、「物療内科」という、医学生にも内容の不明な科でしたが、その後「アレルギー・リウマチ内科」という分かりやすい標榜科となりました。

放射線科医となってからは、膠原病の方を診る機会はほとんどなくなってしまいましたが、つい最近、同期の放射線科医がシェーグレン症候群と診断されました。
がんや膠原病に限らず、病に関しては、明日はわが身です。

ほんのわずかでもお役に立てればと思い、知り合い(特に医療従事者)に声を掛けて、署名をさせてもらいます。

>M,NAKAMURA.様

コメントをありがとうございます。
自分中心の考え方は、一般人の理解を得にくいものだと自戒を込めて反省しました。
私も、他の病と向き合う人がどんな気持ちかなんて、僅かに思いやることはできても、理解できないのが本当だと思います。

ただ、政令指定都市人口の10倍以上がリウマチ患者で溢れたら、
免疫難病を解明し克服すべき21世紀に、サイエンスに基づく内科学をさらに前進させる使命感に燃えながら、日夜リウマチ医療の最前線で激闘なさっている先生方が浮かばれないなあと・・・・

完治する未来まで、もう少しだと確信しています。
人任せではいけませんが、完治する時代が到来したら、患者会も標榜科も必要なくなると思います。

リウマチになったことは不幸ですが、
人の心の痛みを分かち合いたいと思うこと、
人間は必ず身体の機能は加齢とともに退化して、
全ての人が有限の命の終わりに向かっていること、
世の中には努力ではどうにもならないことがあること、
何より医療に積極的に係わる姿勢を、
私は自分の病から学びました。

一病息災の気持ちで、残りの時間を慈しみながら生きていきたいと思います。

>川口様

コメントありがとうございます。
ロハス・メディカルの特集を楽しみにしております。

>加藤先生

コメントありがとうございます。
「物療内科」という言葉ははじめて知りました。

シェーグレン症候群と診断された先生は、加藤先生と同期でいらっしゃるなら、まだお若い先生なのだと推察しますが、(スミマセン・・つい自分が基準なもので)
適切な早期診断・治療で、ハードな放射線科医療を末永く支えていただきたいと切望します。

お知り合いにお声がけをとの、痛み入るコメントに、涙が滲むほど感激しました。 
お忙しい中、ご配慮に深謝申し上げます。

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