一病~リウマチ~息災徒然ノート 5

投稿者: 真木魔愛 | 投稿日時: 2007年08月06日 23:12

最初の入院2

点滴に繋がれた私はようやく病室に案内され、車椅子からベッドへ移動しましたが、
何しろ上はセーター、下はスウェットパンツの着の身着のままです。

今後のことを考えると身体を横にして休む気分にもならず、
ぎこちなく点滴スタンドを押して、
病棟の公衆電話から会社に連絡しました。

(もともと午前中通院後は出社予定でした)

当時、
私の最初の上司だった初代のアメリカ人所長は、
後任に日本人研究所長をヘッドハンティングして三年の任期を終え、米国に戻っていました。

私は、東京大学の生産技術研究所現役教授で定年退官まで数年を残してTIの筑波研究開発センター(当時の名称)に転職した二代目日本人所長の秘書をしていました。

ただ、この先生は、引き続き文部省を初めとする各省や、
学会・大学関係のお仕事が多く、
さらに米国ダラスの本社にも頻繁に出張され、
つくばの研究所にみえる日は週のうち数日だったので、
私は人事マネージャーに直接電話をしました。

「えっ~!!!どうした?一体どうして?どのくらい休む?」

の質問攻めに

「本当に申し訳ない、今はどうなるのか私も全くわからない」

としか答えられません。

病室に戻ると看護師さんから入院生活についての説明があり、
次に久野先生からリウマチ発症から、入院に至るまでの病状について問診を受けました。

昼食に患者用常食の
大きな海老が乗った天丼(←コレ、筑波大学病院の病院給食名物メニューの一つだそうです。ずっと後で知りました)が運ばれましたが、
全く手をつけることが出来ませんでした。
 
入院の用意を整えて夫が病室に姿を見せ、

「夕方、また寄るから必要なものをメモしておいて」

と言い残して仕事に行きました。

病室を出るとき

「京都に連絡したから、明日来てくれると思う」

という言葉を聞いて、
職場にも実家の母にも夫にも、とんでもない迷惑をかけていると実感が湧いてきました。

点滴のチューブが繋がっているので、看護師さんに手伝ってもらって、やっと寝巻きに着替えることができました。

入院した日の夕方、
詳しい血液検査の結果が出て
「原因がわかりましたよ」
と久野先生が病室に見えました。

肝機能が異常値を示していました。

GOT/GOPが2500を超えていたのです。
正常値は20以下だといわれました。

診断名は急性肝炎でした。

<<前の記事:映像版アップしました    薬価2:次の記事>>

コメント

相当な波乱万丈伝ですね。一行一行が重いです。
災難は連れ立ってやって来るといいますネ。
94年3月事故に遭い、4ヶ月後、松葉杖のまま帰りましたが、父を看取ることが出来ました。昨年、13回忌を執り行うにつき、兄弟集まって一泊旅行をしました。失礼ながら、なんだか似ているな、と思いながら読んでました。12年はひとつの区切りかも知れませんね。
娘さんの結婚式まではまだまだ長いですが、穏かにお過ごしください。
PS.頑張っているご主人にエール。フレー。フレー。NORIPII。

真木様

メッセージをありがとうございます。
私は早く新しい薬を使ってほしいのですが、医者はリウマトレックスMTXでもう少し様子をみましょうといいます。

この薬は安全かと思っていましたが、真木さんの肝炎はこの薬のふくさようではありますまいか?
怖くなりました。

>しんちゃん様

みな抱える事情は様々でも、苦難あれば、穏かな幸せも巡って・・なのだなあとしみじみ感じ入りました。

エールのNORIPIIに思わず苦笑い・・・・本当にありがとうございます。

>リウマチ患者様

こちらこそ、コメントをありがとうございます。

おっしゃるとおり、現在ならどのリウマチ医も肝炎は重篤なMTXの副作用だと言われると思います。

ところが、当時はまだリウマチ薬として承認前だったので、大学病院としては、MTXと肝炎の因果関係を認めたくない意向を強く感じました。

でもMTXは、正しく服用すれば、とても効く薬ですし、安全性の面では、新しい薬が生物学的製剤のことならば、こちらの方がはるかに危険だと思います。
(と、えらそうに申し上げてしまいました)

安易に生物学的製剤に移行されないリウマチ医は、信頼できる良心的な先生だと思えますが。

コメントを投稿


上の画像に表示されているセキュリティコード(6桁の半角数字)を入力してください。