一病~リウマチ~息災徒然ノート16

投稿者: 真木魔愛 | 投稿日時: 2007年08月24日 22:32

二度目の入院2

1997年2月下旬、
私は悪阻に苦しみ始めました。

身体がどうしようにも倦怠感で、重い、
そして
眠いのです。

とにかく眠くて眠くて仕方ありません。

その上、食べ物を受け付けなくなり、
食べれるのは、
プチトマトとイチゴとグレープフルーツだけでした。

張り詰めて仕事から帰ると、
着替えもせず倒れこむように、
ソファに横たわって眠る毎日でした。
ソファまで行きつかず、
玄関マットの上でしゃがみ込んでしまうこともありました。

柏のLECに通えなくなり、
受験勉強を断念してしまいました。
支払った高い授業料のことなど思考の外でした。

体重が1割以上減少し、
35㌔台に突入しました。

さすがに動くことがきつくて、
点滴を打って仕事に行きました。

脚も腕も萎びたようになっていました。

おかげで妊娠6ヶ月目まで
普通のスーツを着て
(スカートのホックは外してましたが)、
お腹は全然目立ちませんでした。


職場ではエリさん以外に知らせていなかったので、

「真木さんは、また悪い病気にかかったのではないか」

ともっぱらの噂だったそうです。

初夏の風が爽やかになる頃には悪阻もおさまり、
それまでの不調が嘘のように、
真に気分爽快の日々でした。


そして妊娠中は
医師の予言通り、
リウマチを忘れた8ヶ月間でした。

プレドニン半錠(2.5㎎)
隔日に服用するだけで
安定していました。

もちろんリウマチが痛まない生活は、
何よりの幸せでしたが、
朝起きてから、朝ごはんの用意ができること、
忘れていたごく当たり前の感覚が、
何より嬉しかったです。

それまでは、
朝は身体が動かないので、
前夜に朝食の用意をしていました。

コーヒーメーカーに豆、
トースターにパンをセットして、
トレーやフォークも全部並べます。

朝はとにかく強張って痛いし、
コーヒー豆が湿ったりして、
ちっとも美味しいと感じないけれど、
顎を押さえて、
開かない口をこじあけるようにして、
食べ物を詰め込みます。

それから消炎鎮痛剤を飲む、、、
薬を服用する前に
少しでも胃に食べ物を入れたほうが良いと聞いており、
薬が効かないと仕事にいけないから、
朝食は義務感だけで摂っていました。

悪阻がおさまって、
お味噌汁と、ご飯と納豆
(これにゴマをかけるとさらに美味!)
の粗食でも、
朝、口から美味しいと思って
食事ができること、

それは

心から生きていて良かったなあ

と感じる一時でした。

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コメント

妊娠を喜んだはずの夫の描写がないのは、なぜでしょうか?

T様

コメント(鋭いご指摘、ドキッとしました)ありがとうございます。

無関心の夫が、昨夜突然

『ブログちっとも面白くない』

と言ったので、書くのを止めてしまいました。
(違う意味で言っていたのかもしれません・・)

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