大衆の反逆

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年02月11日 17:10

昨日の内田×小松対談の中で
誌面上紹介するかは分からないけれど
私自身が持っていて
言語化できずにいた危機意識と共鳴するものが
あったので書いておく。


お二人が一致したのは
現在の日本が
オルテガが『大衆の反逆』で予言した大衆社会であるということ。


オルテガによれば
大衆は、何かの供給が不足した時
その供給者を守るのではなく攻撃し破壊する。


この話を聞いて
ここのことろ鬱々として気力が湧かなかった根本原因に気づいた。
4月の医療大崩壊が近づき
医療者の中には「焼け野原になって国民は気づく」と考えている人も多いようだが
私には、もっと恐ろしいことが起きそうな予感があるのだ。


心ある皆様どうぞ防波堤になってください。
私も微力ながら、がんばります。

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コメント

 現在の医療崩壊自体のきっかけのひとつが、まさに「大衆の反逆」の表現ではなかったかと思っています。

 実際、この春以降の状況悪化で何か厳しい反応が出たとしても、既に医療側は対応困難です。

>中村利仁先生
コメントありがとうございます。
大衆社会を体現しているのがマスメディアなので
真っ当な報道など出るはずがない
期待するだけ無駄ということに
気づいてしまいました。。。

ご無沙汰しています。最凶です。
「大衆の反逆」は昨年1月の小松×本田両センセの講演会で初めて聴いてカンドーの目ウロコでした。今日の状況はまさに「自分の生の欲望の、すなわち、自分自身の無制限な膨張と、自分の安楽な生存を可能にしたすべての物に対する徹底的な忘恩」ですね。んでもって、それを是として煽っているのがメディアですからー。
 ちょっと古い記事ですがTBさせていただきます。今後ともよろぴくー。

>最凶様
ご無沙汰しております。
またコメントありがとうございます。
TBされていないようです。

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