肺炎 |
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投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年04月17日 19:53 |
感染症WSから戻って参りました。
WSの本筋の話は6月20日号のご紹介までお待ちいただくとして
たぶん記事にはしないけれど
これはお知らせしておいた方がよいと思ったこと。
ちょうど3月20日号で特集したばかりの「肺炎」。
医師不足と専門分化のあおりを受けて
最近なかなか入院させてもらえないそうです。
(呼吸器内科のベッドが空いてないとダメ)
命取りにもなりかねない疾病で数も多いのに、と
大変おそろしい時代になっているのを実感します。
皆様もくれぐれもご用心ください。
コメント
サブスペがマイナーな分野のため、一般内科もやってますし、輪番制の二次救急の当直もしてますが、最近、療養型のベッド減で行き場を失って自宅にいる高齢者が増えたせいで、高齢者の肺炎が急性期病院に押し寄せているように思います。介護する家族も「家で診きれない」と入院を望みますが、入院させると肺炎自体は良くなってもすぐには退院できず、後方病院への転院も時間がかかり、慢性的なベッド不足となる悪循環でなかなか入院させられない。
もう一つの要因は市中肺炎のガイドラインで、入院が必要かどうか、ある程度デジタルに決められるような根拠ができた当のもあると思います。
当地では、急性期病院に位置づけられる病院でも、必ずしも呼吸器内科のある病院ばかりではないのですが、昔のように、ある程度、気軽に肺炎を入院させられない時代になったのは、確かだと思います。
>17年目内科医先生
コメントありがとうございます。
勉強になりました。
やはり患者さんが
厚生労働省の思惑通りには
流れていないのですね。