救急医学会が第三次試案に反対

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年05月07日 15:22

標題のような声明を提出したそうです。
詳しくは、こちらから。
さすがに、このまま今国会で法案提出するのは無理でしょう。
(そもそも審議時間が取れないだろうし)

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コメント

川口様、情報ありがとうございます。
日本救急医学会が他の臨床系学会に先駆けて、いち早く4月9日の第三次試案反対のパブリックコメントを提出したことになりまますね。
それだけ医療崩壊への危機感が強いのでしょう。

日本救急医学会と日本消化器学会は明確に反対、日本麻酔科学会と日本産婦人科学会と全国医学部長・大学病院長会議は実質反対の見解です。
(患者団体の一部や、患者支援グループの意見・見解とは当然、相反しますが)

こういうのもは相手(この場合は厚生省)に玉虫色で取られては駄目で、YESかNOかを明確に意思表示する必要があります。
いくつかの学会や臨床系団体や地方医師会、さらに個別の医師も、パブリックコメントの中には、政界基準としてのWHOの医療安全ガイドラインと厚生省の三次試案との乖離を、反対の理由としてあげてあります。

川口さまが仰るように法案による影響は強く、強硬に反対声明を出している臨床系学会を押し切ってまで、厚生省が三次試案をこのまま、現国会に提出することは愚行だと思います。
国会で議論する時間もないでしょうし、与党と野党(主に三次試案に反対する民主党)とのねじれ国会ですから、三次試案もボツになる可能性大です(そのほうが良い)。

早期に変更すべきだった臓器移植法の改正(こちらも重要)が何度も何度も議員から提出されては議論されることもなくボツになった経過があります(これは困ったことです)。

一部、訂正いたします。
三次試案反対の見解を表明したのは日本消化器学会ではなく、日本消化器外科学会です。

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