医学生の会勉強会2 |
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投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年11月28日 20:41 |
昨日の夜、慶應大であった。
1回目に比べると学生がお行儀よくなってしまったのが
ちょっと残念。
講師の渡辺賢治・慶應大漢方医学センター准教授の話から
「へー」と思った事柄を2つご紹介する。
「よく、学問は優れているが慈愛心のない医師と、慈愛心に溢れているが学問の足りない医師、のどちらを選ぶかというような設問がされる。しかし現実には、この問いはナンセンス。たいてい慈愛心のある医師は学問も優れているし、慈愛心のない医師は学問もダメ。両方あるか、両方ないか、だ。だから、慈愛心か学問のどちらかを見れば、よい医師かどうかの判断はつく」
へー。
「私の経験から言うと、漢方が嫌いとか怪しいとか言う医者は臨床ができない。なぜか。医師になって直面するのは、自分がいかに無力かということ。治せない病気ばかりだ。しかし、そこであきらめるのでなく、自分がこの患者さんのために何ができるか考え工夫してこそ医師だ。漢方をマスターすれば手段が増えるではないか」
ほー。
勉強になりました。
次回はなんと日本医師会の常任理事が講師に来るという。
よくもまあ、そんなの設定したもんだ。
ただ、外野の無責任な意見としては、もっと学生さんたちに暴れてほしいな。
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コメント
昨日はご参加いただきありがとうございます。
学生がおとなしい印象は受けましたが、漢方の先生ということもあって、もともと漢方等に興味があった学生が集まっていたようなので、渡辺先生に正面切って啖呵を切るタイプの人はなかなかいなかったのかな・・と思います。
次回は「医師会」ということなので、いろいろ面白い連中が集まるのではないか・・と期待しています!!
よろしくお願い申し上げます。