看護職の配置は、数よりも専門性 ― 日本看護協会 コメント欄 |
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投稿者: 新井裕充 | 投稿日時: 2009年06月17日 10:05 |
「従来は(看護師の)数。全部、数ですよね? それだけではなくて、専門性の高い看護職の配置を考慮していただきたい」―。2010年度の診療報酬改定に向け、日本看護協会の久常節子会長は看護職員の数よりも、専門性ある看護師の評価を求めていく考えを示した。(新井裕充)
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コメント
看護職員の数よりも専門性、それを実現する臨床研修制度が必要という分析には完全に同意です。
そして同じ資格取得教育システムの導入が介護の業界にも不可欠であると思います。すなわち、
介護職員の数よりも専門性、それを実現する臨床研修制度ということです。
介護職員の臨床研修を指導監督する現場責任者には専門研修を修了して実地経験を積んだ看護師が適任だと思います。指導料を払って任に就いてもらうべきです。
卒後の臨床研修制度には反対です。
医師の初期研修制度すらうまくいっていないのに、なぜ同じようなことをやろうとするのか?
医学部と同様、卒然教育でやるべきでしょう。
それから、議論の種として敢えて申し上げますと、4年制大学卒と専門学校卒では、看護師の資格を分けるべきではないでしょうか?
専門学校卒で現場たたき上げの方が実践力はつく気がしますが、今後 NP などやるなら、今の看護師さんの解剖や生化学、薬理学の知識では不安です。
いっそ臨床実習も含めて6年制にしたら?とも思っています。
教官数が少ないのは、抜本的な大学改革が必要でしょうね。医学部も同様の事態が起きています。高度に専門分化した医療の現場を文科省の官僚は知らないですからね。
日本医師会が現場からの支持を失墜してきた様を見てきたはずなのに、看護協会はいつまで迷走を続ける気でしょうか。
久常さんは厚労省の権益拡大の体現者ですね。
「基本的な知識が不十分な新人看護師が40人も50人もの患者さんを受け持ち、2-3人の看護師で夜勤をこなさなければいけないので、非常に不安な状況に置かれます。そして、たくさんの新人が辞めていってしまう。」
これも医療界と同じ、看護士の数を増やしたら、解決する問題ではないでしょうか。教育の充実と専門性の確立は必須ですが、問題のすりかえが行われています。
異型技官さま
>医学部と同様、卒然(前?)教育でやるべきでしょう。
医学部でもインターン制だった時期を含め臨床研修教育はすべて卒後(というより国家試験合格後)にしか受けられませんが。
卒前教育がプアーなので、スーパーローテート研修をわざわざ卒後にやらなければならないのです。医学部も、卒前にしっかり研修を済ませるべきです。
という流れで「医学部と同様〜」と表現しました。
ご了解いただけますでしょうか。
実践でしか養えない知識と技術がある。
いくら見学を増やしても意味が無い。
教育には厳しさと優しさが必要。
国民に優しく育てる意識が必要。
卒然に実技を行った方が,漫然とした見学より良いのでは。
スペシャリストよりも基本技量・知識が確かな、卒後教育のやりやすい医療人が欲しい。
卒業前に臨床研修をということは免許取得以前に各種の手技を行えということなのでしょうか。
侵襲度の低いものをということであれば既に大昔から行われています。卒業前教育でどうにかしようというのは、医療従事者が必要とされる能力・技術を軽視しているように思われます。また、卒業前教育に割ける人手がどこにいるというのでしょうか。
卒前研修を行うには、人手も手間もかかります。
医学部の定員を増やしたのに、教官数が増えていないのは、文科省のサボタージュです。
卒前研修の指導にあたる教官を増員し、基本的な手技は医学部で教えるべきです。