「守られないようであれば、DPCを返上」 ─ 2日目のDPCヒアリング コメント欄 |
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投稿者: 新井裕充 | 投稿日時: 2009年09月25日 18:04 |
厚生労働省の役人にぶら下がる医療者が臨床現場の医師らを叩く「DPCヒアリング」の2日目が行われた。「大変ご迷惑をお掛けした」「私の管理不行き届きで、深くお詫びを申し上げたい」─。ヒアリングに呼ばれた院長らが低姿勢で謝罪したが、「きちんと守られないようであれば、DPCを返上していただかざるを得ない」と、委員が語気を強めた。(新井裕充)
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コメント
これで、だれが現場の医師の敵なのかはっきりしましたね。
民主党には、偉そうに査問側に座っていた人非人どもを国の仕事から残らず追放して欲しいものです。
退院サマリーの標準化
これは4年ほど前から大きな研究予算が投入されている項目です。そしてほとんどなにも成果が上がっていない分野です。
そもそも退院サマリーを標準化する意義自体が分かりません。退院サマリーは本来その診療科の中で診療の質を高めるための書類であって、外部の人が診る目的のものでも、外部の人が監査すべきものでもありません。すなわち、当該診療科でどのような略号・略称を使おうとも自由ですし、疾病のステージ分類をどれほど細かく分けても、或いはその時の関心事を書いてもかまわないものです。
現在退院サマリーの作成を病院機能評価の項目に加えられていますが、作成しているか否かの評価していないのは正しい判断だと思います。
退院サマリーを診療情報に添付される方もおられますが、本来非常に不親切なやり方で、自分たちの関心事を伝えるのか、相手が診療に必要な情報を伝えるのかの区別が付いていない人です。
診療の質を担保したいのであればそういう目的の報告書を作成すべきですが、疾病・病期ごとに診療目的も方針も変わるのに、そんな評価が可能だと思っている人たちはたぶん真剣に臨床論文を書いたことのない人たちでしょう。本当にいやな話題が続きます。
興味深い記事をありがとうございます。
よく電車が遅延した際に、「ここぞ」とばかり駅員に罵声を浴びせるお客って居ますよね。
そういうお客(何故か中年男性が多い)を見ると、「あ、このオジサンはカワイソウに。実生活がショボイので、こういうシチュエーションでしか、人の『上』に立つ瞬間が無いのだろう。なんてショボい心の持ち主なんだろう」と逆にクレーマーのお客にも同情してしまったりします。
おまけに、罵声で駅員の仕事を邪魔するお客より、電車を運行するという大切な仕事に従事している駅員のほうが、人間の価値がはるかに上、という明らかな事実。なんて哀れなクレーマー。
査問側の席に座っていた「センセイ」たちが、その手の「クレーマーの電車利用客」に何故か重なって見えました。
提出期限がどうとか こんな下らないことで
大病院の忙しい先生方を呼びつけて
また さらにお忙しい御用学者の大先生方を集めて
何をやってるんだろうね~
レセみたいに期限徒過したら受け付けなければ
よいではないか
sartoria 様
>レセみたいに期限徒過したら受け付けなければよいではないか
そうはいかないのです。このデータは医療機関が欲しいデータではなく、診療報酬請求に必要なデータでもないのです。国が診療報酬改定の際に医療費のコスト分析するために必要なのです。このデータをもとに全国のDPC医療機関に対して支払うべき値段を決めているので、1病院の中の経済状態にとどまらず、全DPC病院に余分に支払う事になるので国が目くじらを立てているのです。山形大病院の経済状態を心配している人などこの会議の参加者にはだれもいません。