新型インフルエンザについて ─ 感染研・田代センター長 コメント欄

投稿者: 新井裕充 | 投稿日時: 2009年09月15日 18:08

 流行シーズンに入り、10月中旬にも第1波が来ると予想されている新型インフルエンザ(H1N1)について、国立感染症研究所インフルエンザウイルス研究センター長の田代眞人先生にお話を聞いた。(新井裕充)
続きはこちら

<<前の記事:日本の医療 外国人にはナゾ コメント欄    子どものホスピス交流セミナー開催-10/7大阪:次の記事>>

コメント

田代先生に話を聞いてくれたんですね。
かなりクリアカットに説明されているんじゃないでしょうか。

>「天下り先の確保」など、国内4社との結び付きによる既得権益が脅かされるので

ワクチン業界の団体のHP(http://www.wakutin.or.jp/koukai/yakuin.pdf)に役員名簿が掲載されていますが、官職名が書かれている人がいますね。

> P4 → ワクチンが足りない
>国の危機管理、安全保障という意味でワクチンの輸入は必要です。

そうであるならばワクチンの輸入と使用については厚労省という一省庁ではなく国を預かる最高責任者の総理大臣が責任を持って自ら決定するべきでしょう。今日鳩山新総理が誕生しますが、工学博士であり科学的な政治・政策決定ができる人物のようですから、初仕事とはいえ先進諸外国元首同様のリーダーシップを期待しています。

P4、P5の医学的内容(治験情報公開等)、無過失補償免責等については概ね同感ですが、先述の国の安全保障政策であるという観点から、接種をできるだけ遅滞無く実施するためには、新型ワクチンの接種にかかる実費用については全額国庫負担とすることが、科学的にワクチン政策の有効性を高めるには必須といえるでしょう。

ものすごく貴重な記事ですね。
今まで知らなくて残念です。
田代先生の懸念されている通り、もっとみんな警戒していいはずなのに、5月6月の熱狂の、喉もと過ぎれば熱さを忘れるではないですが、日本人特有の熱しやすく冷めやすい特性のせいででしょうか、もはや対岸の火事のように考えているような気がします。
いだずらに不安を煽るべきではありませんが、何か、情報操作をされているような、いやな予感がします。

今更ながら

今でも水際作戦を正当化し、もう一度やろうとしていることには驚かされます。神戸が第一例であるはずはありません。少なくとも何人かのおかしいと思われる患者さんが続いたので検査したとインタビューで答えていたことを見てないはずは無いのですが。

社会に行動制限を持ち込むと先進国で何が起こるのかを、良く勉強して欲しいものです。

インフルエンザウィルスが新型であるか否かと重症化とは本来何の関係もありません。免疫力が低下している人がいつ重症化するのか、若い人がいつ重症化するのか、ちゃんと論文を読めば誰でもわかります。免疫力が高いと早く重症化します。要するにほとんどの重症化は免疫応答プロセスであって、これまでに免疫が無いことは感染率を高めますが、重症化率は別のファクターであることを認めて欲しいものです。そうしないと本当の対策の糸口が見つかりません。

ワクチンの問題は、どうしてこんなに社会がワクチンを求めているかにあると思います。どのような人に何時打つべきか、本気で考えていないことに問題があります。ワクチンを打っても即効性ではありませんし、そもそもワクチンが有効かどうかわからない人たちに打つべきなのか、今年ワクチンを打って、来年どうなるのか、何もわからないのに国内一律に打ってよいのか、本来臨床試験とすべき効果も何もわからない薬なのにさも効果があるように国民をあおった責任はどこにあるのでしょう。

咳エチケットにしても良くわかりません。本当に感染機会が減るというデータはどこにあるのでしょう。今わかっていることは「感染者の飛沫を吸い込めば非常に感染しやすい」ということと、「インフルエンザの流行は飛沫感染だけでは説明できない」ということです。飛沫感染は咳をしたときには確かに高くなりますが、咳をしなくてもインフルエンザウイルスの排泄は継続しており、飛沫の量自体はしゃべっているときのほうが多くなります。なぜならしゃべっているほうが圧倒的に時間が長いからです。そして咳をする前に密接に接した人たちがどんどん感染しています。せっかく患者の聞き取り調査をしたはずなのに、「思い込み」が強すぎて何にも話を聞けていない、客観的思考力が大きく低下しているようです。

コメントを投稿


上の画像に表示されているセキュリティコード(6桁の半角数字)を入力してください。