記者会見と情報発信は違う

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年09月17日 16:11

民主党政権が官僚による記者会見を禁止したことに対して、マスコミが批判している。(たとえば東京新聞の記事

こんな記事を書いて恥ずかしくないのだろうか。


情報や見解が伝わらないとか何とか言っているけれど、禁じられたのは単に記者会見であって、webへの文書掲示など証拠の残る形で万人に平等な形で情報発信することまでは禁じられていない。

官僚の立場になって考えてみても、記者会見して社会に過不足なく情報の伝わったことが今までにあるのか? 伝えたいことがあれば、どんどん形にしてwebに出せばよいのだ。社会の側にニーズのある意義あることなら、皆がリンクを張って紹介してくれる。無視されるとしたら、しょせんその程度のこと。

実際のところ、官僚が文句を言いたいんじゃなくて、情報の統制・中抜きで食えなくなる記者クラブ員が文句を言いたいだけというのは、記事を読んでいる人にも見透かされていると思うんだけど。

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コメント

結局のところ、事務次官会議を廃止したんだから、それに伴って実施されていた事務次官の会見も廃止ということで、それ以外の技術的なブリーフィングはやることになったようですね。

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