医療は本当に成長産業になるのか コメント欄 |
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投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2010年06月06日 07:07 |
昨年末に政府の公表した新成長戦略では、医療・介護が今後の日本を支える産業分野として位置づけられました。しかし、医師不足に代表される医療崩壊が解決してもいないのに可能なんでしょうか、可能だとして、その手順はどうなるのでしょうか。人口あたり医学部数や医師数が日本の中では多く、活気あることで知られる九州で、識者や首長に熱く討論していただきました。(川口恭)
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コメント
「九州に医療クラスターを」シンポジウムをききましたが、よくわからなかった者です。レポートありがとうございました。
とりあえず、海外から患者さんをお呼びするということを考えたとき、「日本で」という選択をされるということは、地理的な選択というよりも、むしろ、歴史的な選択(=文明史上の選択)を、海外の患者さんがされるということになります。・・日本は敗戦国です。2度の原爆はもとより、東京をはじめとする大規模都市戦略爆撃で、たくさんの民間人が亡くなっております。そして、こうした悲劇的な歴史を体験しているからこそ、日本は、欧米からも患者さんを呼べる、文明史上の資格を有しているといえるでしょう。すばらしい日本の現代医学は、過去の歴史的な悲劇の上に築かれた、世界的にも貴重な存在であるということを、もっと世界的にアピールすべきです。・・そして、海外からの患者さんが治癒された折には、是非とも、原爆や大空襲、特攻出撃、人間魚雷などの、きわめて悲惨な「いのちの物語り」に、触れていただきたいのです。海外からみえられた患者さんも、きっと、ご自分の御快癒後には、これらのいのちの物語りに、心を寄せられることでしょう。(被爆の語り部さんたちも、是非、自分が被爆から、医学的にどう立ち直ってきたのかについて、語っていただきたいものです) このように、高い医療技術に、過去の民族的体験を組み合わせるとき、日本の医療は、世界的にもオンリーワンの価値を体現することができるにちがいありません。
立山さん
そういうwetな感じでいくら医療ツーリズムを唱えてもだめなんだ、というシンポジウムなのですが...