子宮頸がん予防対策強化事業創設に伴う緊急声明 |
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投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2010年09月10日 10:14 |
『細菌性髄膜炎から子どもたちを守る会』(田中美紀代表)が昨日、厚生労働省記者クラブで緊急声明を発表したそうです。趣旨に全面的に賛同するので、声明全文を以下に転載します。
経緯を知らない方には若干分かりづらい文章かもしれないので補足しますと、先日、HPVワクチン接種への助成をするとして来年度予算の概算要求に厚労省が150億円を盛り込みました。
定期接種(全額公費負担)に向けての情報収集が目的という説明で、であれば助成の行われていないヒブ、小児肺炎球菌は既に情報が十分にあることになるんだから、早く定期接種化してよ、という論法です。百歩譲っても、ヒブ・小児肺炎球菌には助成はないの? ということになります。
ちなみにHPVワクチンへの助成を求める署名は5万2千筆、ヒブ・小児肺炎球菌の方は20万筆なので、なぜHPVに優先してお金が付けられるのかよく分からないのは確かです。またポリオ生ワクチンのような「薬害」なんじゃないかというものの解消(不活化ワクチンの輸入)にお金が付いてないことを考えても、政策の優先順位というか基準がどこにあるのか、厚労行政への不信は募ります。