「いのちの授業~がんを知る」狛江三中第三部 |
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投稿者: 川口利 | 投稿日時: 2012年07月10日 20:13 |
さて、今日は狛江三中での「いのちの授業~がんを知る」第三部についてのご報告です。
前回の小金井一中での実施内容から「まとめ」の部分を少し変更してみました。キーワードを“「いのち」と向き合うこと”として進めました。
まず、「まとめ」の一つ目へのヒントとして、生徒に“「いのち」があることを当然だと思うか、それとも偶然が重なっていると思うか”を挙手によって回答してもらいました。全員の手がきれいに上がるところまではいきませんでしたが、“当然だと思う”と回答した生徒はわずかで、多くの生徒が“偶然が重なっていると思う”と回答しました。
私の方で、吉野さんのお話を聴いていても分かったと思うが、「いのち」があることは当然ではないということを確認しました。では、「いのち」があることは当然ではないとすると「いのち」に対して何をするべきなのか? まず、「いのち」があることに感謝すべきであることを強調しました。そして、せっかくある「いのち」なのだから一生懸命に生きましょうと呼びかけました。「まとめ」の一つ目として用意したフレーズは、「今日生きていることに感謝し、今日という日を精一杯生きよう!」です。いつもいつも一生懸命に生きていくのは難しいことかもしれないが、そういう気持ちで生きていくと少しずつ何かが変わってくるのではないだろうか? と伝えました。
「まとめ」の二つ目へのヒントとして、今日の授業では「いのち」という平仮名を使ってきていることに注目してもらいました。「命」と「いのち」はどう違うのかを説明しました。「命」は人間という生命体として生きていくための「イノチ」である。その生命体としての「命」を輝かせていきいきと生きていくのが「いのち」である。つまり、「命」を輝かせて「いのち」にするのだ、そう考えてほしいということを伝えました。
「まとめ」の二つ目として、「では、いのちを輝かせるのは誰か?」ということを尋ねました。3年生の男子生徒から「自分だと思う」との意見が出され、多くの生徒がそれに賛成であることを意思表示してくれました。二つ目のフレーズは、「あなたのいのちを輝かせる決断をするのは、あなた!」です。
「いのち」を輝かせるのは自分であるということは、輝かせるための決断をしていく必要があるということだと解説しました。例えば、吉野さんの場合は、“再手術は受けない、抗がん剤治療も受けない”という決断をした。そして様々な活動をしていくうえでも、決断を重ねてきたことを再度確認しました。
1~2年生にはまだピンと来ないかもしれないので、特に3年生に向けて、進路に関しても考え方は一緒であることを伝えました。普通高校に行くばかりが進むべき道とは限らないこと、工業高校や商業高校等もあるわけだから、自分が何をやりたいのかをよく考え、自分の意見をきちんと持つことが大切である、と伝えました。
さらに、病気や怪我をして医療機関に行った時も同じであることを付け加えました。医師が勧めるからといっても、よく分からないのに納得してはいけないことを強調しました。今は親が一緒に付き添うことが多いだろうが、徐々に決断をしていく機会が増えてくるだろうことを頭に入れておいてほしいと伝えました。
「まとめ」の最後に、スライドで再度キーワードとキーフレーズを見てもらい、何でもよいので生きがいを見つけていきましょうと、締めくくりました。
どの程度伝わったかは、アンケートの結果を見て判断していきたいと思います。結果についてはまた別途ご報告いたします。
明日は、質問タイムで生徒から出された質問とそれに対する講師からの回答についてご報告いたします。
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初めてメールさせて頂きます。私は八王子市立元八王子中学校の副校長「坂内 聡」と申します。八王子市立浅川中学校の大矢校長先生からご紹介していただきました。本校で行われる平成27年度『命の大切さを学ぶ教室』で先生に講師をしていただきたくご連絡させていただきました。10月以降でお手すきの日がありますでしょうか。ご連絡先をお教えくだされば幸いです。
八王子市立元八王子中学校 坂内 聡
℡ 042-32-1004