データが古くないか

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2017年04月27日 12:34

副鼻腔炎と咽頭炎と中耳炎にまとめて襲われて、かなり弱っていたのだが、薬を飲み続けて、ようやく耳が聞こえにくいのを除くと、ほぼ自覚症状がなくなった。ボチボチ巡航に戻していきたい。


さて、本日気になったのは、抗がん剤、高齢患者に指針…不要な投薬を抑制というニュース。


方向性としては理解できるんだが、その根拠になった研究が

国立がん研究センター(東京)は2007~08年に中央病院を受診した患者のデータを使い、抗がん剤使用の有無による効果の差を調べた。すると進行した肺がんで、74歳以下では抗がん剤によって生存期間が伸びたのに対し、75歳以上では大きな差はなかった。ただ75歳以上で分析できたのは計19人分と少なく、評価が難しかった。

である点、色々と思うことがある。


なんで、そんなに古いデータを解析してるの? 08年って、まだ独立行政法人化される前で、例の嘉山改革もなく、がんセンターが「がん難民」を産んでると批判されてた時期だよね。使われてる抗がん剤だって、最近のラインナップとは、相当違うと思うぞ。


いいのか、こんなのを根拠に大事な話を進めちゃって。

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