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医政局長に事務官 舛添厚労相が発表

 舛添要一厚生労働大臣は26日の閣議後記者会見で、幹部人事についての骨格方針を発表した。事務次官と社会保険庁長官の2人が退任するほか、医系技官の指定ポストだった医政局長に事務官である阿曽沼慎司・社会・援護局長が就くなど大規模なものになる。「技官の聖域をなくして風通しをよくする」という。(川口恭)

 会見によれば、江利川毅・事務次官が退任し、後任には水田邦雄・保険局長が昇格する。また社会保険庁の坂野泰治長官も退任し、後任には渡辺芳樹・年金局長がつく。新しい保険局長には、外口崇・医政局長が横滑りし、医政局長の後任は阿曽沼氏。年金局長、社会援護局長の後任は未定。日付や正式な発表は国会日程次第になる。

 舛添大臣に近い筋によれば、決断したのは昨晩。内閣改造や自民党役員人事が行われるとの観測が強まり、舛添氏自身にもポスト変更の可能性があることから、人事に着手しておく必要を感じたという。省内にも全省庁の局長人事を司る人事検討会議にも諮ることなく、今朝、電撃的に麻生総理と河村官房長官の了解を得て発表した。今後、他の局長や課長クラスの人事にも着手する。

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