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ニュース〜医療の今がわかる

「官僚に対案を拒む気力は残っていない」―民主党・鈴木寛参院議員

 民主党の鈴木寛政調副会長は8日、「無謬(むびゅう)性が(医療政策を)だめにしてきた」と指摘した上で、「医療者は地域で大切だと思うことをきちんと声を上げてほしい。対案を示せば、それを拒めるエネルギーは役人には残っていない」と述べた。(熊田梨恵)

 新型インフルエンザ対策についてロハスメディアの取材に答え、医療者側から適切な接種場所などについて自治体や国に提案してほしいと要望。「役人も昔は意見を言うと何か言ってきたが、今はそこまでの気力が残っている役人はいない」と述べた。その上で、「地域を一番よく知っている皆さんが、地域で大切と思うことを、国や市町村、医師会などありとあらゆる人に対して言ってほしい。官僚は"完全"じゃない。皆が"完全"ではないのだから、皆で作り出していくということ。議論し合って、補い合っていかないといけない」と、現場の医療者から積極的に声を上げていってほしいと求めた。

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