ワクチンの無過失補償制度の検討が必要―民主党・鈴木寛参院議員
民主党の鈴木寛政調副会長は11日、新型インフルエンザワクチン輸入に関する海外企業との交渉で問題となった免責や補償に関連し、今後無過失補償制度について検討していく必要があるとの見解を示した。(熊田梨恵)
海外企業からは副作用被害などが起こった場合の免責が求められているが、その内容で契約を締結するには立法措置が必要になるなど交渉が難航していたという。ワクチンに関しては、「どのような副作用がどのような確率で起こるかは分からないもの」として、無過失保障制度を求める医療者もいる。
鈴木議員は、無過失補償制度に関して「何らかのものは必要だと思う。我々が全部の情報を知り得る立場になってからきちんと研究し、検討したい」と述べた。